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「フィギュアスケート に憧れたアフリカの少年の話」について

 このお話は、とにかく、フィギュアスケートの羽●選手が美しいという一言を書きたいばかりに書き始めました。
 この話を書こうとした時、フィギュアと対極にあるのは何かと考えました。もっとも遠い所にいる少年がフィギュアを目指す。苦労は多い方が面白いだろうと考えて、アフリカを思いつきました。
 アフリカのサバンナで暮らす人々の資料は割と容易に手に入りましたが、少年兵の資料がほとんどありませんでした。ですから、このあたりは私の全くの想像です。
 一昨年、フィギュアスケートの全日本選手権を札幌に見に行きました。その時、アイスリンク が白くて、本当に真っ白で輝いて見えました。
 そんな印象も作品に盛り込みました。
 楽しんで頂けると嬉しいです。

2件のコメント

  •  すごく感銘を受け、感想を書かせて頂こうと思いつつ、時間が過ぎてしまっていた小説です。

     私はまず、これまで読ませて頂きました青樹様の小説とカラーが違う事に驚きました。それは勝手に私が抱いていたイメージかもしれませんが。あまりにも過酷な少年の環境……。少年兵については作者の想像によるものとの事ですが、根本の部分ではきっと同じ悲劇が世界の何処かで起こっているのだと思いました。

     先にフィギュアありきの小説だったのですね。そしてフィギュアと対極にあるものを考えたとの事。予想外で興味深いです。私は逆に過酷な状況、醜悪で残酷な管理者の下で折り合いつけて生きないといけない少年のその真逆の世界にあるのがフィギュアスケートなんだと思い、読みました。どちらも同じ事で、入り口が違うだけですが。

     取り返しのつかない犯罪を起こす寸前で、主人公を正常なモードにスイッチ切り替えてくれたのが憧れの選手だったのは、何かすごく「そうなんだ!そうだろうな!」感が強くて鳥肌が立ちました。

     追上選手のモデルがあの選手だったのは意外です。(^_^;  何となく違う青年のイメージを思い浮かべていました。でもやっぱり納得です。

     選手権、見に行った事があるなんてすごいですね。私はどちらかと言うと、緊張感はないけど、アイスショーを見に行きたいかな。昨年観に行こうとチケット発売日をチェックしていたのに中止になったんですよね〜。
  • 秋色様
    コメントありがとうございます。
    その上、過分に褒めていだたいて嬉しくて感涙しております。

    あの選手の演技が信じられない程美しいと百万回でも言いたいのですが、単に百万回書いても誰も読まないだろうし(^^;; あの稀有な美しさは伝わらないなあと。
    美しさの対極にある物を描いてこそ、その美しさが際立つと思って書きました。^^
    ある種のおぞましさを書かなければならなくて辛かったですが、なんとか書き上げました。^^

    平昌での演技のラスト、あの立ち姿、私は富士山のようだと思ったのです。
    気高くて美しくて何ものも近づけない。王者の孤独と歓喜を感じました。
    それを書きたかったのです。

    筆力のある方が書けば、もっと違った作品になったのだと思いますが、私にはこれが精一杯でした。(^^;;

    主人公が彼の足を見て、憧れのあの人だとわかるシーンも私の経験に基づいています。彼が出た映画で、彼が初めて登場するシーン、彼の足元だけが写し出されるんです。
    もうそのシーンだけで、彼だとわかってめちゃ興奮した覚えがあって、この作品に盛り込みました。

    フィギュアの試合は一昨年のNHK杯のチケットが当たったので、札幌に三日間行って来ました。信じられない経験でした。

     アイスショー、中止になりましたよね。私が取ったチケットは今年に延期になったのですが、さすがにこのコロナ禍の中、行くわけにはいかず、泣く泣く
    キャンセルしました。

    この度はコメント、ありがとうございました。
    お話できて嬉しかったです。
    これからも宜しくお願いします。(^O^)///
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