• 異世界ファンタジー
  • ホラー

わるものぢゃ裏話+おまけ

今回めっちゃギリギリでした!
完成時間、本日のAM6:50です!
そんな訳で、推敲皆無です(`・ω・´)
間に合ったけれど、間に合ってしまった分、これから『まあ、前回どうにかなったし』って思っちゃいそうな気がします。勝負ではありませんが、兜の緒を締めた方がよさそうですね(笑)

そう言えば、以前どこかで「蛇介」を打ち間違えて「へぼ介」になってしまうと言った気がしますが、スマホでメモするときには「べび介」になりがちです。何かと間違え方が散々な蛇介です。

以下、本文に載せなかったおまけです。読まなくても平気な奴です!



おまけ
漸く店主との会話を切り上げて店を出てきた桔梗尼は、待たせていた子供の姿が忽然と消え失せていることに気づいて立ち尽くす。老尼の手には飴が握られていた。連れの子供がいると言ったところ、店主がおまけしてくれたものだった。その金色の透き通ったべっ甲飴が、彼の好物であったことを、しかし老尼が知ることは無かった。
子供の姿を探しながらも、彼女はうすうす察していた。古びた手斧を心細げに握りしめたあの子供は、彼女の痛みに泣いてくれたあの子は、きっともう二度と戻らないだろうと。
やがて日が暮れ、暗くなり始めた空の端に、薄い月が昇り始めても、やはり子供は見つからなかった。
「ぼう」
桔梗尼は忌々し気に言う。
「なお呪うのか。外道めが」

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する