キミラノ二次小説 兼 ビブリオバトル小説の『円卓の七人』 猫屋敷華恋編 完結しました。
弄ってるうちに、当初考えてたのとずいぶん変わってしまって、コンテスト用のヤツと、最初以外結論含めて別物です(笑)
と、そんなことをゆっくり言っている間もなく、次のヤツを組みかえたり並べなおしたりしており、柴藤綾乃編の一つ目は明日の同じくらいの時間に、上げられるんじゃないかなと思います。
さて。
ライトノベル・レコメンドサイトの『キミラノ』と、知的書評合戦『ビブリオバトル』が、メインの小説なので作中に必ず別の『小説』が登場することになります。
今回の猫屋敷華恋編ではそれが先ごろ本編が完結し、10月には劇場版の公開を控える『冴えない彼女の育てかた』でした。
私にとっては贔屓キャラの波島出海ちゃんの登場巻でもある「第三巻」が前半では一番印象に残っておりまして。
さらにまあ、英梨々の追い詰められっぷりがまた。終わりごろの「天罰」発言から、倫也パイセンがボロボロの彼女に、さらに追い打ち、煽り、ケリをくれる(比喩表現です)あたりがもう、鳥肌でした。
『冴えカノ』の発表がほぼ、『クリエイターの戦い』と『波島出海』で埋め尽くされているのは、この辺の影響です。内へ内へ潜り込む感じの詩羽先輩系のエピソードとはことなり、こぶしを振り上げてのどつき合いになる英梨々系のお話は殺伐加減が半端ありません。
「英梨々ィィィィ」
「倫也ァァァァァ」
みたいな怒号飛び交う(飛んでません)感じの魂の殴り合い(殴りません)
アニメでは(きれいな絵とくるくるかわるキャラクターの表情や仕草に魅入っている内に)さらっと流れている感じの、この『冴えカノ』の闇が、石束は大好きですっ!
そして――ああ、もしも『冴えカノ』がマルチエンドのビジュアルノベルゲームであったなら、ファンディスクかなんかで出海ルートと出海エンドがあって、功なり名を遂げて大人になった出海ちゃんを見れたはずなのに!
それとは別に心理物理の両面で、人間関係の間合いと距離感がほんとに美しいアニメ版『冴えカノ』ももちろん、心から愛しております。
10月の『Fine』がむっちゃ楽しみ。
……などと、このお話を書くにあたって、キミラノとビブリオバトルと『紹介本のこと』も、全部一つの鍋にいれてかき回さなければならないことに、今更気づいて、戦慄しております。
わたしは、これとおんなじことを、あと三回やらねばならんのか……(遠い目)