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最近の『浅葱色の桜』


 現在、絶賛不定期連載中の『浅葱~』ですが。
 今回は、最新話のネタバレを含みますので、それでも構わない方のみお読みください。

 この連載もシリーズ1作目から考えるとだいぶ長~くなってまいりました。
 書いてる中で、こういう気持ちでこのシーンは書きましたみたいな裏話もちょいちょいあったんですが、そういうのはTwitter(と、まだ言っていたい笑)で小出しで書いたり、これはあとがきで書こうって思って忘れたり。

 そう、忘れたり…。。 

 だって、あとがき書くのって、いつよ。
 まだ結構かかるぞ。

 というわけで、たまには近況ノートに書いてみることにしました。

 今回は、現在展開中の「首、取り戻す編」(タイトルは今考えました)について。

 この展開はかなーり前から考えてました。いつだろう。前作書いてる頃には考えていたはず。
 もっとも、ここまでお話として組み立ててあったわけではなくて、さくらが勇さんの首をひとりで取り戻しに行くっていうことだけ決めてたという感じです。

 なので、ここまでもってくるのが、大変でした……(笑)

 そしてオリジナルキャラも出てきましたが、彼らのお話を。
 さくらがひとりで京都に行く、というのは決めていましたが、さすがに完全にひとりは無理が出てくるだろう、誰か協力者はいないだろうか?とまずは考えて。
 最初は福沢諭吉とか、ジョン万次郎とか、あの有名な人が!っていうのも考えていたのですが、少し調べたでけでも史実的にこの時期にさくらを助けている場合ではない、というのがわかってしまって……。やっぱり無理があるよなあ。なんかもっとそこまで有名じゃなくて使い勝手のいい人(失礼)はいないものだろうかと。

 そんな時に出てきたのが、まずは「塩飽の水夫」という人たち!
 個人名も何人か残っていたのですが、とにかく瀬戸内海の塩飽という場所に住んでいた人たちが、水夫としての訓練を受け、咸臨丸でサンフランシスコに行ったというお話を見つけ、これだと。
 善吉さんと弥平さんは架空の人物ですが、数十人もの「塩飽の水夫」の中にいたかもしれない、という気持ちで書いています。

 続いて、語学所の関口伸吾先生。
 まず、何か横浜で力になってくれそうな人ということで探して見つけたのが「尺振八(せきしんぱち)」さんという、通訳をやっていた方。
 情報が少なくあまり詳しい来歴を調べられたわけではないのですが、「伊庭八郎を数か月かくまっていた」というエピソードがあるとか。伊庭八郎は本作に登場していませんが、要は幕府方の人です。その人をかくまってくれるんなら、きっとさくらのことも助けてくれるだろう!ということで。
 ただ、あまりに情報が少ないのでそれはそれで好き勝手描写する余地があるのですが、どうせ好き勝手描写してしまうのなら、朝ドラ方式で行こう!と思い立ち……。「尺振八さん」をモデルにした「関口伸吾さん」がこうして生まれました。「しんぱち」っていうのも永倉さんとかぶるしね……(笑)

 この後は、いよいよ船で京都に向かって、首を取り戻そう!という展開に入っていくわけですが……

 たぶん、また少し休みます。。書いているとあちこち矛盾が出てきてしまいまして。。ただでさえ「土方さんも沖田さんも全然出てこないじゃん、読むのやーめよ」とか思われてもおかしくない状況なのに申し訳ないのですが……。今後とも気長にお付き合いいただければ幸いです。
 あと……感想とかも……一言でよいので……お待ちしております……(笑)

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