• 現代ドラマ
  • エッセイ・ノンフィクション

「烏の巣」について〜あとがきにかえて〜

(「烏の巣」を読み終えてからこちらをお読み下さい)
筆者は精神科単科病院へ二年半の間、強制的に入れられて監禁されました。
理由は省きますが、強制入院に本人への説明なり、意志確認なりは、全くございませんでした。
主人公、三好英花の取り巻く状況や、思惑が主人公視点からは、あまり見えてきません。
ですが、まず、不思議の国への誘いのごとく、監禁される様子を疑似体験できる様にご理解出来たらと思います。
筆者が監禁中もその様に連れて来られた女性ばかりでした。
例えば「新しいスマホを買ってやるから、車に乗って」と家族に騙されて、病院へ連れて来られ、そのまま、自分のスマホを取り上げられて、何年も監禁されるのです。
ここに、本人の意思は関係有りません。
本人の生活をただただ、ぶった切って終わりにしてしまう、その、暴力性と残忍さを少しでも、感じて頂けたらと切に願います。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する