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新作の紹介と、サポーター制度について

新作を公開しました。完結しております。
 
『私があげた毒杯と、もらった嘘について 』

どこかにあるようでないようであるかもしれない架空の国が舞台です。

移民問題や死刑制度の是非など、接することがなければあまり気にしないであろう小難しい題材ですが、主軸はあくまで主人公の気持ちの変化。モヤモヤしたものに答えを見つけるまでのお話です。

死刑囚の待遇は現代の日本に寄せています。(そっくりそのまんま、ではないです)

残酷な場面を読むと、トラウマが刺激されて苦しくなる、というのを痛感したことがありまして。
そういう場面が自分の作品にある場合、描写の必要性が低いと判断したら、サラッと書くことにしています。
 
 

先月からサポーター制度が始まりました。
有料でサポーターになると、作者が限定公開しているものを閲覧できるということです。

どうしようかなと考えたのですが、有料にふさわしいものを今の自分が用意できるとは思えません。そもそも無料で読める作品群ですら充実させているとは思っておりません。(駄作だとか失敗作だとかは思ってませんが、もっと良いものが書けるんじゃないだろうか、という気持ちが常にあるのです)

ですので当面はサポーター制度のためになにかを用意することはありません。もしギフトをもらうことがあれば、そのときに「お返し」を考えるとは思いますが、いったいどんなものなら喜ばれるのか現段階ではわからず……よって、白紙です。
 
好きなものを好きなように書きつつ、最低限、他人様の目に触れても「駄作駄文」と評されないようなものをこれからも公開していきます。流行とか風潮とかではなく、自分の心に従っていきます。

その結果、読んだ人がなにかしら「読んでよかった」と思う部分をお届けできればいいと思っています。
 
いただいたレビューやコメントはすべて読んでいます。近況ノートで取り上げたりTwitterで紹介したりはしませんが、「言葉を送る」という行動を取ってくれたことが本当に嬉しいですし、たまに泣きそうになることもあります。「面白い」でも「これが好き」でも、そう思った人がいてくれただけで私は幸せなのです。

もちろん無言でハートをつけてくれるだけでも、あるいは反応を残さずに目を通しただけ、という読み方でも、とってもとっても嬉しいです。ありがとうございます。

それではまた、近いうちに。


(追記)2022/04/01
3月から4月になって、気持ちにも変化がありまして。
「当面はサポーター制度のためになにかを用意することはありません」としていましたが、すこし用意しました。
内容は掌編です。晴見紘衣の世界です。
小説を書くなら、誰でも読める状態にしておくほうがいいのだろうか、とも考えましたが、ほかに思いつかなかったので。
(本日はエイプリルフールですが、嘘ではありません…)

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