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偽の聖書を売り歩くセールスマン!異世界の宗教ならどれだけ貶しても無問題

『SALES MAN』という映画をご存じでしょうか?
舞台は1960年代終わりのアメリカ。主人公たちは金色に輝く豪華版「聖書」を売り歩くセールスマン。教会から紹介された悩める大衆をターゲットに訪問販売の旅へと繰り出します。
 会話シーンばかりですが、気の利いたセリフと落ちぶれかけの中流階級の退廃的な雰囲気の演出が余りにもマッチしていて飽きがこない。

今回の話はこの映画とジム・トンプソンの小説『POP1280』に触発されて書きました。

POP1280より抜粋
『それでもサムは頑張った。彼が、そうだな、十六回目くらいに口を開こうとしたとき、誰かが投げつけた祈祷書が、彼の口に命中した。そして、嵐の最初の稲妻のように、それがきっかけになった。突然空中に祈禱書や讃美歌集が飛び交い、誰もが叫び、罵り、サムに向かって手を伸ばしていた。そして、気が付くと彼の姿は消えていた』


第4話:『聖なるセールスマン』
https://kakuyomu.jp/works/16817330654272671809/episodes/16817330654273227022

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