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新作短編3本のライナーノーツ的な話

 近況ノートには初めて手出すかもしれない。どうも。エゴサするときに割と困るHNでお馴染み、狐です。
 カクヨムで連載している『Lazy Moon』が無事第1部完!し、プロットをこねくり回しながら次の展開を考えてます。(Twitter垢で間章と入門向けエピソードを兼ねたやつを連載するとか)

 さて、7〜9月の夏休み期間、狐のアカウントがめちゃくちゃ動いていたことはご存知でしょうか? インプットとアウトプットの必要性を強く感じて、強い作品を生み出す刺激にするためにいろんな自主企画に参加しました。

★参加企画
・第十回本物川小説大賞
・芦花公園ホラー賞
・双葉屋クソ小説大運動会

 一部企画はまだまだ絶賛受付中なので、これを読んでいるキミも自分なりの作品で祭に参加しよう!

(ここからの話は読後感をぶち壊す可能性があるので、裏話とか知りたくなかった人はアルカトピアシリーズとか読んでて!)





    *    *    *



◎スタッフド・パスト(第十回本物川小説大賞参加作)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890198089

 剥製になった過去を収集する若人のお話。ポストアポカリプス世界の遺跡探索モノ、一回描いてみたかったんですよね。
 最初期のアイデアとして、ミロクとパウロは両方女の子で百合っぽくしようとしてたんですよ。これ、まんま『少女終末旅行』だな!? 結果的に、「未来だしジェンダー観は希薄にしよう」って思考になって両方中性的でどっちの解釈もできるようにしたんですけど、詰めが甘かった感もあるんだよな……。
 文明崩壊後の世界に無いものを逆算して作劇していく作業、SFしてる感あって楽しかった(小並感)
(喫煙所の話だけなんか浮いてる? そこだけ高校の頃に考えてたネタを供養したからです……)

◎ちるだ(芦花公園ホラー賞応募作)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890862780

 ホラー! それはもうめちゃくちゃホラー! 参考にしたホラーは、白石晃士監督作品と洒落怖、尾籠憲一先生の短編怪奇漫画です。
 『ちるだ』って名前は元々完全に語感だけで付けて、後々意味を調べたら「なるほど!」ってなって採用しました。
 事故物件、地元の信仰、人間の怖さ、ミームの拡散、霊能力、名付けの呪術……。書きたいものを散りばめすぎて事故った感もあるんですけど、名付けの呪術はかなり気合入れて書きました!
(阿倍野さんの造形に関しては百パーセント趣味ですね。飄々とした中年男性はサイコーなので……)

豆知識 :主人公の名前は森(邪魔な要素だったから初稿から消した)

◎画狂少年マンジ 〜春画王決定戦ジュニア杯〜(双葉屋クソ小説大運動会参加作)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890862780

 いま、葛飾北斎がアツい!!
 スタッフド・パストを書いていた時にネタとして浮かんだ『バーチャル浮世絵バトル』をクソ小説向けに春画としてアレンジしました。書いたことないジャンルだったけど、〈痴の甲子園〉とかのバカコピー考えてる時がめちゃくちゃ楽しかったのでまたやりたいです。
 5000字未満に抑えるのに苦心した結果、ラストの描写がおざなりになってしまったのが反省点。

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