「姫と宰相の十二ヶ月」の魅力について考えていた話。

せっかくだから魅力を伝えたいと思って!

姫と宰相は「良い意味でプライドが高く、恋愛など自分の人生に不要だと考えていたお姫様」と「仕事ができるだけの恋愛偏差値が低い宰相(婚活中の皇子様)」のお話です。

フィリオーネのことを特別扱いをせず、彼女の矜恃に理解を示して寄り添ってくれる男性。それがライアスです。
フィリオーネは彼と出会い、恋を知るのですが……。
彼女は恋愛ボケするどころか、自分の道を見失わないように足掻いていきます。決めたことには責任を持つ。たとえそれがどんなことであれ。
かっこいい女性です。
ちょっとピントがぼけてて可愛い感じになったりする部分もありますが、そこはご愛嬌。
基本的には「フィリオーネのブレない高潔さ」が魅力かなと……どうでしょう!?
そんな彼女にうっかり惚れてしまったのがライアスです。
割と早いタイミングで彼女に惚れてしまいます。チョロくない……? いやいや、チョロいからこの茶番劇が始まるのです!
「頭の良さ」「優しさ」だけで乗り切りますが、結婚してからは「誠実さ」もプラスされてフィリオーネの良き夫となれます……が、本作はそこに至るまでのお話。
フィリオーネの前ではイケメンでデキる男ですが、裏では……とても残念でございますですねー。


そんな二人、それぞれ真面目に相手のことを考えているのに、噛み合わなくなったり、こんがらがったり、でもうまくいっちゃったり……。
そして突然味方から横槍や不意打ち(フレンドリーファイア)が入ってきたり、読めない展開が人間模様そのものになっていたら良いな、と思ってたりします。

また、二人が王族(皇族)であるからこそ、の思考やプライドが垣間見えるのが本作になっています。
自国の為に存在しているのだ――自国の未来を左右しかねない存在である――と自覚しているから、相手に伝えられない言葉や事実がある。
そこに焦点を当てておりますので、しれっとイチャついてはおりますし、さらっと書いているつもりではありますが、重たい色が多少滲み出てしまっているかなと思います。
意外に掘り下げると深いよ!

明日はフィリオーネの話をしたいと思います!

↓本編はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16817330667619158591

ライアスのお兄様が出てくる短編あります!
↓短編①はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16818023211725769652

↓短編②はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16818023211882757045

↓短編③はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16818023212043780163

恋愛部門でカクヨムコン参加中です!
よろしくお願いしますm(*_ _)m
※イラストは1月のキービジュアルです

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