今日はうちの会社の労働組合でメーデーを行った。
メーデーというのは労働者の祭典であって、労働組合は五月一日を祝うのだ。
と、いうものの、五月一日は現場が動かないので休むものが多い。
明日は金曜で飲みに行くものが多い。
そんな消極的な理由で今日に振り替えられた重要な祭典は、普通に集まって飯を食って、話を聞いて解散した。
まあ、労働三権くらいは学校で習うのだろうから、あれだけど、交渉しないと待遇が下がるので、労働者はみんな必死である。
「社長、給料さげるってどういうことだっか!」
「なんやねん、怖い顔してからに。こんだけ資材価格が高騰しとるんや。人件費で削らなしょうがないやないかい」
「なんでワシらの給料削られなアカンねん。オノレのごっつい取り分から削らんかい」
「アホか、土木の男が口でモノ言ってどないなるんや。腕でモノ言わんかい!」
「なんやと! ほな腕でモノ言うたるわい。ぐうの音も出らんほどボテくり回したる、覚悟せい」
「そない意味のワケあるかい、ええかげんにしとかんとダムの中に埋めてしまうぞ!」
「やってみい! その前に発破で家ごと粉々にしたる!」
というような侃々諤々の議論の末、ようやく給与は据え置き、とか百円アップとかを勝ち取るのだ。
まあ、それはどうでもいいとして、頑張って書いております『迷宮クソたわけ』のPVが20,000を超えました。
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