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読書メモ59

先日まで中国ドラマ「慶余年~麒麟児、現る~」に夢中になってました。
めっちゃ面白い~。日数がかかったものの私的には全40話足らずをほぼ一気見でした。
老獪なおじさま方に溺愛されつつ振り回される主人公に突き付けられる数々の難題! てな感じで中だるみ一切なしで楽しめました。
主人公に膝を屈する敵の大体が、最期いい人になって退場し、そうかと思えば味方が敵に……と、確定事項かと思えたことがオセロのごとくひっくり返っていくんです。いい加減にしろー!!と思わなくもないんですが、やっぱり面白いですね、ジェットコースター展開は。

主人公の父親ポジションのお三方のうち、主人公との対面前後にそわそわそわそわ挙動不審だったあの方が実はパパなんだろうなーと伏線はあったし証言もあったけど、それさえもひっくり返るんじゃないかと。もう何も信じられない。

というのも、最終回でお話が完結しなかったんです。東リベ24話の阿鼻叫喚再びってくらいに衝撃でー。続編が決まってはいるけどまだ製作が始まってもいないようで。ヒドイ、こんなに続きが気になるのに。しくしく。

出てくる女子キャラがまたみんな可愛らしいのです。美人系より可愛い系のオンパレード。
天真爛漫で可憐だったり、腹黒くて可憐だったり、勝ち気で可憐だったり、薄幸で可憐だったり。可愛いにもいろいろ種類があるのね。
特にお気に入りって選べないけど、敵国の〈聖女〉が存在感が強烈で、こういう聖女もいいなって思っちゃいましたー。物理的に強くて、性格も立ち居振る舞いもさばさば、酒にも強く、オトコマエで可憐で可愛い。

キャストが変わるとの情報もある中、気長に続編を待ちますよー。しくしく。


さて、読書メモです。今回はまずは積読から。


『博多豚骨ラーメンズ』1~8+ Extra Games (メディアワークス文庫)木崎 ちあき

ちまちま読み進めてここまできました。続刊がまだあるのでまだまだ読める、ブラボー。
裏社会群像劇ってやっぱりおもしろいです。群像劇って、おのおの好き勝手に動くのはいいとして、ニアミス的なすれ違いが続いてもだもだが長すぎちゃうとイライラの方が増しちゃいますが、情報屋の優秀さもあって早々に繋がるので、そのあたりのストレスが皆無で非常に良いです。さくさく話が進む。
一方で、シリアスモードでは描写が丁寧なあたりキャラ愛を感じます。

箱推しできるけど、私は林がお気に入りです(小百合さんとの女子会おもしろいw)
もっと活躍させてあげてーっていうのは斉藤。不憫すぎて……


以下は図書館本。


『羊皮紙の世界 薄皮が秘める分厚い歴史と物語』八木 健治(岩波書店)

著書さんは相当なマニアらしく自分のコレクションの画像をふんだんに使ってくれています。
羊皮紙というけど羊だけでなく牛や山羊の皮も使われ、黄ばみの強い羊皮紙よりもより白い牛皮紙の方が高級だったことにまずびっくり。
食用加工の際の副産物なので、羊を食べる地域では羊皮紙、牛を食べる地域では牛皮紙とかものすごく納得。
中世のあの厳めしく重そうな装丁は羊皮紙を保護するためとか、リサイクル可能、インクジェット対応だとか、イギリスではつい最近まで法律は羊皮紙に書くという法律があったとか、アメリカの大学の卒業証書は羊皮紙だとか。ほえ~~なトリビア満載。
とはいえ羊皮紙はコストがかかるということで次々と活躍の場を失いつつもあり、羊皮紙発祥のペルガマでは技術継承を模索している模様。がんばってほしいです。

同じ著者の『羊皮紙のすべて』も読みたいです。



『世界のお墓』ネイチャー&サイエンス(幻冬舎)2016/07

図書館の書架でたまたま目について手に取った本。すごい面白かったです。
宗教や信仰が違えばお墓も違う……ものすごく違う。改めて宗教や信仰の根っこにあるのは死生観なんだなって。それが色濃く出るのがお墓で。

ラサの鳥葬は遺体を砕いて作った団子をハゲワシに食べさせる、という壮絶さなのだけど、それは食した鳥が魂を天空に運んでくれる、または木の育たない場所で火葬が困難であるから、などなど。理由があってそうなっている。

同じような内容の本を他にも数冊眺めてみて、この本がいちばん、取りあげ方や解説の文章も私好みで良かったです。



『21匹のネコがさっくり教えるアート史』ニア・グールド(すばる舎)

既存の絵画をテキストにするのではなく、解説してくれる猫ちゃんをモデルにして各時代の特徴で描いたイラストで細部まで解説してくれるのでわかりやすかったです。
……けど現代に近付けば近づくほど混乱します。違いがよくわからない。
ファッションやインテリアもそうなんですよね、私はいまだに北欧風とかよくわかりません。素敵だなあ、可愛いなあとかは思いますけど。

というわけで、猫ちゃんのイラストはどれも見ごたえがありました。ワタシ細部が気になる人なので細かいところでなるほどーとなって面白かったです。
なんだかんだ、最初のエジプト美術の猫ちゃんが色鮮やかで素敵でした。エジプトでも色に意味があるって知らなかったですし。
ゆっくり美術館巡りとかしたくなりました。

2件のコメント

  • 話は変わりますが、ずーぬまは何年かに一度「まじで?」という事件が起こりますよね。今回のも「それまじかよ!」な一件でした。
  • 伊東いずくさん

    ありがとうござます。
    企画も、読書メモも、もういいかなーと思ったりもするんですが⤵
    続けることに意義がある的な。
    なんでコメントいただけて嬉しいです。


    ゆうすけさん

    そーなんです。スリーアイランドもですが度々とんでもない事件が起きます。いやですねえ。

    でもでも、サイレントヒルは移住希望地ランキング3年連続1位なんですよ、うふふ、ちょっと自慢。
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