• 異世界ファンタジー

ヒズメダヨリ-No.01 ~天泣編あとがきとお知らせと~

GWに羽が生えて何処かへ飛んで行ってしまいましたね。
どうも廿九(ひずめ)です。

本日より不定期ではありますが(ヒズメダヨリ)と題しまして、お知らせ事やちょっとした小話なんかをゆるーく発信して参ります。
今回はその第一号として、先日、お陰様で完結を迎えることが出来ました(天泣編)のあとがきをお届けいたします。

※本編中のネタバレに繋がる内容となります為、天泣編を読了頂いた後にご覧いただく事を強くおすすめします。






まずは、数多ある作品の中から私の小説を手に取っていただき、誠にありがとうございます。

投稿を始めた頃は「決して多くは望まないから、ひっそりと片隅でコツコツ連載できれそれで満足かな……」なんて思っていた矢先、短期間の間にこんなに色んな方から反響を頂けるとは全く思っておらず、混乱しつつもとても嬉しく思っております。

深界のアウフヘーベン(以下、本作と呼称)という複雑な長編シナリオを改めて執筆するにあたり、天泣編は当初、本作のストーリー構成には全く存在せず、元々は本作の全体像を知っていただく為、別の機会に書き下ろした短編の読み切り作品でした。

今回、本作を連載小説という形態で投稿する際に、「お話を理解してもらうまでが長すぎて、読者さんがダレちゃうだろう」という考えに至った私は、急遽予定を変更して(天泣編)と銘打って、読者の皆様へ向けた名刺代わりになるような小説を目指して執筆させていただきました。

読み切り前提で組んだ構成ということもあって、そもそもが駆け足だったシナリオ展開を本編のストーリーに落とし込むのにかなり苦戦しました……。
その上、実は私、今まで三人称でしか小説を書いた事がなかったんですけど、そもそもお話の導入から読み手を(観測者)とした二人称視点で始まったり、一人称視点の主観が移り変わったりと、個人的な沢山の挑戦も織り交ぜながらの執筆でしたが、これらが作品の魅力に少しでも繋がっていれば幸いに思います。

本作のお話は、読者である観測者が語り部の提示する情報を元に、世界の出来事を観測するという形で物語が進行します。
その為、(提示されていない部分は読者側で妄想を膨らませる)という、小説を読む上でのお楽しみ要素を、少し逆手に取った謎や伏線なんかをいたるところに仕込んであったりします。
その多くは今後のお話にて明らかになりますので、そちらもどうぞご期待ください。



最後になりましたが、天泣編を終えた本作は幕間を何話か挟みまして、物語は閃姫編(せんきへん)へと突入します。
あまりお待たせする事の無いよう頑張りますので、何卒お付合いよろしくお願いいたします。

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