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世界観の開示請求!

世界観をどのように、どの程度開示するのかは割と難しめの問題だと思う。

僕が今書いているファンタジーのやつは、世界観をあまり丁寧に説明していない。

一人称視点だから、書けないことが多いというのももちろんある。主人公が知らないことは地の文に書けないし、主人公が気にしない当たり前すぎることも地の文に書けないから。

ただ、そうでなくても、僕は作中であまり丁寧に世界観を説明しない方だと思う。

なんかこう、アイテムとかそういうのでさりげなく提示したい。僕がファンタジー小説を読むときに楽しみにしている要素の一つが、世界観の解明だ。

さりげなく提示される要素から、どういう世界観なのかを自分で考えていくのが楽しいと僕は思っている。もちろん、わからなさすぎるとストレスになるから、ストレスを与えすぎない程度には説明を入れる必要があったほうがいいんだけどね。

ただ、説明不要なテンプレ世界過ぎたり、説明が丁寧過ぎたりすると、僕は少しがっかりしてしまう。パズルを先に解かれてしまったような、なんとも言えない寂しさがある。

別に謎に満ちた世界じゃなくたっていい。

現実ではない別の世界観という時点で、読者にとっては十分な謎になるから。

まあ、そういう性分だから、あまり丁寧に説明したくないというのが大きい。

だけど、ネット小説の場合、そういうのはあまり好まれないというのがある。異世界ファンタジーでテンプレ世界観が人気なのも、理解している。理解は、しているんだけどね……。

それはそれとして、性癖全開で好きに書きたい気持ちが上回りすぎている!

たまに、小道具をうまく使ってすごく巧妙に世界観を提示している作品を見ると、すごくウキウキしちゃうよね。

だって、それってうまくやるのは読み専の人が想像するよりずっと、難しいことだから。

3件のコメント


  • 確かに、最近および現在、個人的に非常に共感している側面が多くあります。


  • >>ThinkingExperimenterさん

    世界観の開示は難しいからこそ、読むときに面白いポイントでもありますよね。

  •  私の場合、基本的に小説の世界観について、パズルのピースのように扱い、内容が後半に進むにつれて少しずつ公開する方式を取っています。

     個人的な即興の構想やインスピレーション、そして執筆時の細かな計算に基づいて書いた後、それほど時間が経たないうちに公開していると考えているためです。そのため、過去に筆者として予め書いた小説のエピソードに関する在庫やそれに関連する記録の量がほとんどありません。

     次に公開するエピソードの必要性を認識した瞬間から執筆の準備を始め、完成したと思われる瞬間に公開する方式を取っているため、著作権や知的財産に相当するほぼ全てが私の脳内にあると見なしても差し支えない状態です。

     確かに、現代社会とその環境は、潜在的な小説家志望者がより簡単に読者とコミュニケーションを取り、作品を連載することができると考えられる状況ですが、得るものがあれば失うものもあり、自身の著作権や知的財産に対する侵害と関連した問題においては、非常に脆弱になる傾向があります。

     そのような状況の中で、作品を扱う著者が、小説の世界観や設定の露出に関する割合についての検討は、必須の部分ではないかと思います。



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