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通販のお知らせ&『毒入りバレンタイン事件』連載開始

 コロナ禍の昨今、いかがお過ごしでしょうか。私はいろいろ面倒なことになっていますが、ここで話すようなことでもありませんね。
 本来なら5月6日に文フリ東京があったのですが、中止になってしまいました。そこで本来なら文フリで頒布する予定だった同人誌について、BOOTHでの通販を開始しましたのでお知らせします。
 内容は同人サークルD坂大学のメンバーである私と新橋九段が運営するブログから書評などの抜粋。また書下ろし創作論エッセイ、そして小説となっています。詳しくは無料のお試しDL版もご用意しました。ブースで『D坂大学通販部』と検索すれば出るでしょう。

 もう一点のお知らせは小説の連載について。本来なら文フリの開始に合わせて連載を開始する予定だった作品を、せっかくなので文フリは中止になっても予定通り連載します。
 題して『毒入りバレンタイン事件:高校生探偵・猫目石瓦礫最後の事件』です。
 最後の事件と題する通り、本作は今まで『彼には不釣り合いな冒険』や『高校生探偵・猫目石瓦礫の日常』で書いていた高校生探偵シリーズの最終作です。まあこれで終わりにして書かなくなるわけじゃないんですが。
 猫目石瓦礫との付き合いは長いものなので、ここらで一度くらい締めておこうと思った次第です。最後の事件がシリーズ一作目の探偵もいるので構わないでしょう。
 本作の舞台は二月。「堕ちる帳」事件なる不幸が上等高校の文化祭を襲ってからしばらくのこと。沈んだ生徒たちを元気づけるため、学校行事を運営する実行委員会の一人、扇しゃこがバレンタインのイベントとしてチョコづくりを提案します。ところが完成したチョコを食べるとやたら苦い。どうやら材料のミルクチョコが何者かの手でダークチョコに入れ替わっていた様子。それだけならただのイタズラでしたが、イベント参加者にはチョコアレルギーの人も混じっており、その人の材料である代用チョコも入れ替えられていたせいで事態は深刻化。高校生探偵として、猫目石瓦礫は動くことになります。
 本作は集大成として、新橋九段がスピンオフとして書いた『生徒会の相談役』シリーズからも多数ゲストが出現します。猫目石瓦礫最後の大立ち回りが穏便に済むはずもなく、事態は大変なことになってしまうが……。さて、どうなるやら、こうご期待。

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