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「最後の騎士」執筆についての独り言 ​

まずこの作品を読んで頂いている方がいれば、この場を借りてお礼申し上げます。
私の拙い脳内妄想の具現化ですが、何とか結末(だいたいの人間は死ぬ)に向けて続けられています。

元々は戦闘描写ばかり書いてて日常描写を苦手とし、物語を完成させる前に挫折することが多かったのですが、だったら「いっそのこと全編戦闘描写で物語を構成すればいいじゃない」という思いつきから、「最後の騎士」という物語は生まれました。

この作品を書く原動力になっているのは、いわゆる主人公が無条件にいい奴で、最強で、仲間(かわいい女の子たち)に慕われて、成功するという王道的?な流れが嫌いだからという、ただその一念に尽きます。

現実はクソみたいな世界……。なら別の世界に転生して、そこで成功して……という物語は、私も昔はよく思い描きました。

でも現実的に考えて、現実世界でパッとしない奴が転生したら無条件で最強とか、そんなのありえねーだろと。
十代そこらの少年少女が無双して世界を動かして、やることなすこと全部成功してハッピーハーレムエンドとかあるわけねーだろと。
もっと言えば、魔法なんてまどろっこしい物なんて使わず、銃をぶっ放せば大抵のことは解決するだろと(アメリカンマッチョイズム)。

その手の作品が好きな方は「何言ってんだこの底辺作者は」と思われるでしょうが、ある時期から私は王道であることを良しとしたくない捻くれ者になりました。

だから主人公たちには目一杯の絶望をくれてやりたいのです。
この作品の中では、〈教会〉勢力側であるミカエルやセレンがそれに当たります。もちろん彼らは嫌いな人物をモチーフにしたわけではないですし、書いてて結構思い入れもあります。
ですが彼らには舞台装置として、苦難を味わってもらい、絶賛不幸になってもらう予定です。

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