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エンドレスエイド第一部、おしまい。

 以下、拙作「エンドレスエイド」及び谷川流先生著「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズのネタバレが含まれています。ご容赦ください。

 谷川流先生著「涼宮ハルヒの憂鬱」二次創作SS、エンドレスエイド、第一部、終了しました。
 本作は、シリーズであまりその内実にスポットのあたらない、古泉一樹さんの所属である『機関』に焦点を当て、原作で断片的に語られた以下の要素を取り込み、勝手な妄想を広げて描いたお話でした。

○キョンが古泉との会話で、谷口が機関の一員ではないかと疑っている。(「憂鬱」165頁)それを事実であると仮定してストーリーを組み立てる。
○ハルヒと谷口は東中時代同じクラスだった。アホ、ストーカー呼ばわり。(「憂鬱」32頁)特定の「ただの人間」に興味を持たないはずの彼女が悪しざまに彼を言う背景を描く。
○谷口の個人的背景を描きこむ。アニメでも話題になった忘れ物の歌(「憂鬱」198頁)あたりのエピソードから掘り下げる。
○何度も《神人》と戦っているはずの機関の戦い方がパターン化しておらず、試行錯誤中のように見える(「憂鬱」243頁)ことに理由付けをしてみる。
○鶴屋さんは古武術の使い手で森さんはそれに拮抗する武闘派。(「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」)

 涼宮ハルヒシリーズの二次の看板を掲げながら、原作の人気キャラクターがほとんど登場しないという体たらくであり、最後まで読んでいただいたみなさま方におかれましては感謝しかありません。特に、レビューや星をくださったみなさま、大変励みになりました。一応の区切りを迎えられたのはみなさまのおかげです。
 せめて芸風くらいはキョンくんに近づけたいと頑張ってみたのですが、中学生谷口少年の語り口はいかがでしたでしょうか。お気に召したら幸いです。
 また気が向きましたら、第二部には古泉さんを登場させ、《神人》巨大化の背景や、超能力の形が原作時点のようになるまで、そして「女の子一人助けられなかった敗北者」たちであるところの、他の能力者さん等の背景を描ければ、と考えております。
 素敵な世界を構築してくださった谷川先生、自由に二次創作を投稿できるこのような場を公開してくださったカクヨム様と、読んでいただきました全ての方に改めてお礼を申し上げ、筆ならぬキーボードから手を離したいと思います。
 ありがとうございました。

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