• 異世界ファンタジー

カクヨム版 第4次個人サークルNO NAME活動報告

 NO NAMEより、令和元年5月26日現在までの創作活動の経過をご報告いたします。

 新作『七峰らいがの「世界はリメイク」#1 人生はコースアウトとリトライの繰り返しである』投稿初日から反響を頂きたいへん有難く思っています。

 あらすじにあるとおり、本作は「自分の日記を脚色したみたいな小説」が主たるテーマです。しかし私が某四駆マシンに手を付けた理由はほとんど偶然で……欲しいプラモデルが見つからなかった地元の模型屋で手ぶらで帰るわけにもいかず、ただセールになっていたからという消極的な理由だったのですが、専用のコースをひた走るマシン、コースアウトし道なき道を暴走するマシンに自分を重ねてみました。作中に説明がなくわかりにくい部分だと思いますが、シエンこと紫髪の女は七峰が走らせているマシンの擬人化であり彼の妄想の産物です。つまり七峰は自宅を飛び出しておもちゃで遊びながら、働くことについて頭の中で自問自答しているに過ぎません。

 #2からは七峰の旧友にも似たキャラクター(これも彼の妄想の産物です)が登場し、いわば新シリーズのキャラクターであるシエンとも交流します。このキャラクターは言うなれば七峰の過去を暴露する存在であり、彼に意識の変革を求めます。

 おそらく、この作品に現実世界の人間は七峰らいが以外出てこないと思われます。作者である私は自分を愛するがゆえに他人を客観的に理解することができず、実在する人物をキャラクターとして登場させることとその役割を七峰の妄想上のキャラクターに代任させることに、それほど大きな差はないと考えるからです。ただし、今後の展開次第では七峰の妄想の元ネタとして登場する可能性はあります。

「働くべきか、働かざるべきか」

 今の私には答えられない問題であり、これを作品内で問い続けることは冗長化をまぬがれません。そもそも、本作を執筆する行為そのものが一種の現実逃避であり、イコール「七峰らいがは働きたくない」という答えを示していることになるでしょう。

 現実でこれからどうなるかはわかりません。無事に就職してハッピーエンドを迎えるかもしれないし、もっと悲惨な結末が待っているかもしれません。現実を基に創作する以上、わかりやすい作品にはならない可能性があることを予めご了承ください。

 以上、ご報告いたします。今後ともNO NAMEを宜しくお願い申し上げます。

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