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自費出版裏話③〜契約締結後の流れ〜

 自費出版の裏話第3弾。今回は契約締結後の流れをご紹介します。

 出版の申し込みをメールで行った後、担当者から連絡があって電話をしました。その人は契約以前から質問などに対応してくださった方で、同じ方が担当してくださると聞いて安心しました。その方の他にもう一人編集の担当が付くという話で、編集担当については後日決定するとのことでした。著者贈呈部数やペンネームについてもその電話で仮決定しました。編集者と自作の出版について話をしていると、自分が本当に作家になったような気がして嬉しくなったのを覚えています。
 その後で契約書が郵送されてきました。契約期間、発行部数、費用などが全て書かれているのでしっかり目を通しました。契約期間は刊行日から1年間で、延長の可能性もあります。また、著書の売れ行きが見込まれる場合は、出版社の負担で増刷されることもあるそうです。現実的には難しいでしょうが、ちょっと夢が広がりますね。
 費用の支払いについては、編集過程を確認した上で払うことになり、3回の分割払いになりました。それでも1回50万円弱。最初の振込を行った後に口座残高が大きく減ったのを見て、本当によかったのだろうかと少し後悔もしました。でも、契約した以上は引き返せませんし、決めたことに自信を持とうと自分に言い聞かせました。
 入金後は、著者が修正した原稿を送ってから編集者が原稿の校正に入ります。出版する以上は原稿も完全なものにしたいと思い、表現から改行に至るまでかなり細かく見直しました。この修正作業だけで2か月くらいかかりました。いざ書籍化するとなるとサイトに投稿する以上の緊張感がありますね。

 これが去年の11月から12月にかけての出来事です。この後編集作業を経て、約7か月後の2022年7月に作品が刊行されました。1冊の本ができるまでには予想以上に時間がかかるのですね。

 今回はここまで。次回は校正作業についてご紹介する予定です!

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