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🧿🧿【寫眞解説】帝國圖書館潜入編〜③〜🧿🧿

パの字「写真、下手っぴだな。これ、公開しちゃダメなやつじゃね」
サの字「うーん、部屋が広すぎて的が絞れなんだよ」

パ「まあ、いいや。で、これは何処ぞ?」
サ「帝國圖書館三階の閲覧室だね。出納手の少年団が待機してたところだって。この図書館のメインの大部屋だね」

パ「天井は割と高そうだな。右下の茶色のは何なん?」
サ「それは無関係って言うか、展示物が入っている新築のものだよ」

パ「右下の円筒形だけが新築で、ほかは昔のまんまなん?」
サ「そうだね。シャンデリアも当時の物を再現して、左側のカーテンもレトロ調。ここに読書用の机が並んでたんだってさ」

パ「異世界のレトロって、微妙な表現だな。広さはどんくらいなん?」
サ「そうだね、学校の体育館の半分程かな」

パ「体育館とは……」
サ「じゃ、二十五メートルのプールよりも大きいかな」

パ「プウル?? あのさ、今、気が付いたんだけども、僕らって解説役に向いてないのでは?」

サ「あ、そうかも。だけど、適当で良いんだよ。雰囲気で」
パ「適当なのかよ。まあ、そうなるな。で、他の場所は」

サ「それは後々、紹介するよ」
パ「まだ、あんのかよ。しかし、僕ら降板させられるような予感。写真も下手っぴだしな…ってこれサフィっちが撮ったんかよ」

(寫眞撮影:黒魔道士サフィ 十四歳)

4件のコメント

  • 14歳のびしょうじょが撮った写真ならば文句は野暮というものなのですにゃ。
    写真下手くそ選手権なら負けないっ……!
  • 沖ノキリ様(ポイント↑④🎉)

    細かいところに気づいて頂いて😇カッパ嬉しいでしゅ。
    漢字二文字で笑いを取りに行くのでしゅ。
    十四歳は嘘っぱちで、本当は百か二百……ううう、ぐへっ
  • ものすごく綺麗に残ってますね。
    ヴェネツィアでひびの入った天井や壁に見慣れていたのでびっくり――と思ったけれど、ヴェネツィアの建物のほうがずっと古いからですね。
    3桁単位で違うのか。

    いやそれでもやっぱり真っ白な漆喰は目を引きます。
    美しい!
  • 綾森れん様(ポイント⑤🎉)

    壁周りの装飾を間近で見ましたが、状態は良好です。思わず触りたくなるような。ちょっと撫でました。

    戦後も国会図書館の支部として現役だったので、ヴェネツィアの旧跡群とは年代的に比較にならないかも知れません。予算が確保され、逐次修繕が行われていました。

    中を見るとルネッサンス様式という表現に納得できます。グレコローマン風とも言えるけど。
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