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【寫眞解説】帝國圖書館潜入編〜①〜

写真を参考に添付致します。宜しければ下段をご覧下さい。ずっと下のほうでしゅ。

こちらが現存する帝國圖書館の表側(通り側)外観になります。

戦災にも見舞われず、上野公園の北に今も「国際こども図書館」として稼働中。学童向け施設とあって、大人が独りで参ると大層怪しまれ、危うく事案になるところだったし。

写真で見ると全体的に黒っぽいですが、実物も燻んでいます。

『書肆グラン=ギニョヲル〜』一話等で「白亜」と形容したのは、帝國圖書館に頻繁に足を運んだ菊池寛の短編『出世』の表現に因みます。当時は白かったのかな。裏側の化粧煉瓦は白いけども。

大きな窓は二階と三階部分で、途中に継ぎ目っぽい壁があります。二階は普通に近いけど、三階はホールのような高い天井でした。

当初の建築計画では、この部分が両ウィングのひとつになる予定でしたが、
日露戦争などで国庫が逼迫し、三分の一程度の建設で終わりました。


新作では、図書館など実際に関係箇所を訪れ、累計で三十分以上に及ぶ怒涛の取材を敢行したりしていて、写真が使えそうなものは、近況ノオトの仕様を利用してアップする所存です。まあ、最初の頃、だけなんだけども。

(寫眞撮影:福助)

15件のコメント

  • へー!!! 素晴らしい建物。心躍ります。

    上野公園には移築された旧奏楽堂があってお気に入りでした。
    あと芸大の中にあるレンガ造りの建物とか。

    でもこちらの図書館は存じ上げませんでした。
    垂涎ものでございます。イイ!!
  • おお、風情のある建築物ですね。
    これが子ども向け施設とは贅沢な。
    想定の三分の一で終わったとは、いつの時代も予算との戦いは厳しいのですね。
    近況ノートも続きを楽しみにしています。
  • 綾森れん様(ポイント⑤🎉)

    そうそう、東京音樂學校の奏樂堂が素晴らしく、物語中でも割と無理やり捩じ込んで登場させます。寫眞は接近し過ぎて映りが悪いけれど、いずれ掲載する予定。もう堪らんって感じの雰囲気なんですよね。

    オペラの本邦初上演が、帝劇ではなく奏樂堂だったとか。

    図書館は許可を受けた内部の寫眞が多くあります。(撮影:福助)
  • 沖ノキリ様(ポイント↑④🎉)

    戦後の一時期まで国立国会図書館の上野分室として機能し、その後、学童向けの図書館にリニューアルされたそうです。絵本とか置いてあるのかな。

    私は、展示会に合わせて入館しました。三階の外壁をべたべた触ってみたりw 平時に訪れたら、巡視員を呼ばれる自信があります。

    当初の図面を見ると巨大です。所轄の文部省が非力で、予算が獲得できなかったようですが、まあ、時代が時代で、下手すれば露西亞に占領されて図書館どころではありません。
  • おはようございます。

    まあ、雰囲気ばっちりの素敵な寫眞!
    福助さん、お疲れさま!
  • こんにちは。はじめまして。
    お話の〈付録〉からは、ここへたどり着けなかった報告です。私だけ、迷路に迷い込んだのかも。
    画数多めの世界感が、たまらなく痺れます。
    (後に、編集いたします)
  • ミコト楚良さま

    ボンソワール♪
    初めまして!

    貼り付けたアドレスから自分で実際に飛んでいなかったような…
    この手法は結構、見掛けるけれど、アップしないとURLが決定しないので、意外と面倒だったりも。

    一部の固有名詞だけ、旧字体にしようと考えつつも、拘りなのか何なのか、増殖気味ですw 画面が全体的に黒っぽい。
  • 加須千花さま(ポイント①)
    ボンソワール♪

    この寫眞はまあまあ何だけども、内部はイマイチのショットが多いような。

    撮影者が福助なんでご寛恕願いますw 背伸びしてパシャリ!
  • (後に、編集いたします)なんて、気取って申し上げましたらですね。
    うおーい。削除しかできないんかーい。しくしく。
  • ミコト楚良さま(ポイント↑①)

    有り難う御座います。

    誤って、作者編集用のアドレスを入力していました。
    「/user/」だっけかな、一般向けのアドレスは別だったのです。

    ご指摘がなければ、ミスを重ねるところでした!
    宜しかったら、ポイントを貰ってやって下さい。
  • そう、グルックの『オルフェオとエウリディーチェ』! 
    女子だけで出来るからこその選曲だったかも知れませんが、アツイのです!!
    やったー! 旧奏楽堂も御作にお出ましになるのですか!
    あそこのパイプオルガンにもいろいろと逸話があり・・・
    もしかしたら万博に出されたシュルツェのオルガンかも知れないとか。
    蝶番様のお好きそうな時代の話なのでご存じかも知れませんね。

    すみません、熱く語りすぎました!
  • 綾森れん様(ポイント⑤🎉)

    本格的なオペラを上演したのですね。東京音樂學校は初めから高尚で、欧州に学んだ講師陣も豊富だったようですから、やっぱり超一流でセンスも良さげ。

    旧奏楽堂のYouTube公式動画にパイプオルガンが演奏が僅かにあって、奏者に加え、黒子が二人。黒子は鍵盤脇の巨大なボタンを時々、操作しています。スイッチじゃなくボタン。板の痛み具合か、塗りの剥げか、かなり古そうですから、由緒ある逸品かな。

    ここで月二回くらい演奏会を公開していて、いつか内部取材をしようと思っていたけど、実現せず。演目的に、お客さんは関係者ばかりのような…
    動画だと調度品や天井、客席の構造とか分からないんです。
  • >お客さんは関係者ばかりのような…
    近所のおじいさんが多いので部外者もいますよ!
    2010年頃の話ですが、おそらく今もそんな感じではないかな・・・

    地下だったかな、資料館があって興味深いのです。
    匂いも古い感じだし、おすすめです。
    でも改修前なので今は違うのかも・・・

    オペラ上演、愛好会みたいな学生がやったそうです。
    学校側はイタリアオペラは淫らだと考えていた模様。
    ドイツ偏重なんです!!(だからといってドイツオペラをやるわけでもなかった)
    まあグルックはドイツ人ですが、イタリア語のオペラですもんね、オルフェオとエウリディーチェ。

    奏楽堂やオルガンについては、『上野奏楽堂物語』という本に色々と詳しいのです。
    赤レンガ館を残す話とかも出てくる。
    絶対に蝶番先生、お好きだと思います。
    おすすめ!!!
    多分、絶版なので図書館でお読みくだされ~!
  • ※改修前っていうのは東日本大震災のあと、数年間閉じていたのです。
    私がよく行っていたのは震災前なのです。
  • 綾森れん様(ポイント⑤🎉)

    公演以外に体験講座みたいのをやっている模様ですね。芸大が関係してるのか、
    他には合唱系ではなく、演奏会で打楽器専とかある。マニアックw

    展示会は、奏楽堂の一階スペースと見られ、ホールには入れないような感じです。

    しかし、単に移築して保存するだけでなく、実際に演奏会をしていることが奇跡で、素晴らしいです。音響効果も凝った造りとのこと。

    そうか、初上演がイタリアンオペラっていうことが鍵だったのか。男性ソプラノ関連は資料系も小説もイタリアばかりとあって忘れてました。
    一般人にワーグナー等のイメージが強いのはドイツ偏重の影響なのかも。

    おっと、好都合な本があるとは。全然、知らなかったし。
    有り難う御座います。

    今しがたアマ◯ンで注文しました。明後日ぐらいに届くかな。
    描写で一部不明な点があったのです。

    奏楽堂パートは、ほんの少し舞台に使うだけで、なおかつ、主人公は演奏の途中で熟睡しやがりますw
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