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👾👾カクヨムの謎仕様を攻略したのです👾👾

 夏の夜に相応しい怪談でもありませんが、実を申しますと、先月の初め、奇妙な現象に悩まされておりました。

 『詠み人〜』を連載していた頃のことです。徒然に短歌を詠んでは移り行く季節に思いを馳せていた時期…いきなり、嘘を申しました。短歌を詠んだ記憶は殆どありません。

 しかし、ミステリアスで、人智では計り知れない事柄です。

 カクヨムの仕様で謎めいているのが、誰かに送った所謂「お星さま」が、三個にならず、どうしても一ケになってしまう不可解な現象。これが多発し、ある方に対して連日付け直すという不体裁が起こり、一向に解決しませんでした。相手側にはどう反映されるのか、かなり心配です。

 基本も何も、誰であれ小職が星一ケを付与するということはあり得ません。どこかで申しましたが、星一ケは「貴女は少し美人ですね」「貴兄は、ややイケメンかも知れません」という評価も同然で、褒めるどころか貶しているに等しい。喧嘩の売り言葉です。

 それは分かっていても、星が一ケになる現象は解決しない。星を三つ打ち、少し発酵させる感じで数分待っても結果は同じ。このままでは「星一ケ作者」の汚名を着せられてしまう…

 若干の危機感を強めつつ、試行錯誤を繰り返して創作論的なものをサーチしても回答は見た当たらず、テーマとしてもない。みんなそこで躓いたりしてないのかな?

そんな折、単純な作業で自己解決しました。

 適当に押すのではなく、右上にある「作品情報」のボタンを押し、そこから星の部分に行って「三個並べる」。結構、簡単な作業で、これで星一ケになる怪奇現象は収まりました。めでたしなのです。


 続いて、何とも気になる「コメ欄」の「削除」ボタンの謎に迫りました。

 これ、折角コメントを頂戴したのに、返信しようとして、うっかり「削除」を押してしまいそうになるものです。隣にあるなんて実にリスキー。

 そこで、この地雷もどきの「削除」ボタンを実際に押したら、どうなるのか? 有志の協力とご厚意を得て、過日、実験しました。実験でも怖えーよ。

 ①
 まず、赤い「削除」の横にある「?」マークにポインタを合わせると「作者は自分の小説についているコメントを削除することができます」という白抜き文字が出現します。これまでポインタを合わせることすらなかった…

 ②
 で、いよいよ削除の時です。赤い「削除」ボタンをポチッ💀
おお、即削除にはならず、警告文が出ます。(下のスクショ三ケ合成画像の下段参照) 

「コメントを削除してよろしいですか? この操作は元に戻せません」

 他のウェブサイトでも見たことがある定型の警告です。良かった。うっかり削除するケースのない親切設計でした。そして、そこにある「OK」ボタンを押すとあっさり頂戴したコメントが消えます。作者からのレスも同時に消滅する仕様だったでしゅ。

 なぜ、コメ欄の削除ボタンがあるのか…アンチコメ対策ではなく、二重送信などの処理用とも思えますが、どうでしょうか? これが存在する理由は不明のままです。


👾👾👾👾

続いて、余談です。いや、告知を装った宣伝です。

 先日から、完全新作となる純文学風長編の執筆をスタートさせました。まだ調子が出ない感じで、ノロノロかも。こちらはカクヨムコン9向けです。あのコンテストは、晩秋くらいかと思ってたら、例年、十二月初めのようですね。知らんかった。掲載の配分が大幅に狂ったような。

 で、その兼ね合いもあり、分割を模索していた「眠れない黒魔道士のための夜想曲」は、第八話から明後日(八月十一日)から順次アップします。ストックはそこそこあって、今月初めに第十一話を脱稿したところです。

 「夜想曲」は、隔日ペースで公開する予定ですので、宜しくお願い致します。八話からプロットを真剣に練る作業をしてみたら、逆に消化する小ネタが増えて短編とは言えない規模に膨らんでいる…

 それでもって、脱稿した第十一話で終わることもなく、序列三位のキャラを登場させたり、今現在、巡礼路のどの辺りなのか、作者も知る由がないという。まあ、転換点になる重要エピソードを出し渋っているのが、原因なんだけども。

 また、純文学風新作で視点を置いた語り部役が、なんだか猫田猫っぽくてヤバい雰囲気です。言動がセクハラ上等の邪道系キャラとあって、封印&粛清したはずなのに、ふと蘇る…化け猫に取り憑かれてしまったのかも知れない。


「話しが長えよ!」(パドゥメ談) 

14件のコメント

  • 新作も夜想曲も楽しみにしています!
  • 堀井菖蒲さま

    連日ではなく、中一日のローテーションで回すことにしました。裏での執筆は毎日のノルマを課していますが…

    宜しくお願い致します。
  • 読みかけの身ですが、全部とても楽しみです!

    プロットを組むと整理どころか、何故か全体が膨れ上がる罠、よくわかります。
    書き溜めてあるのに、更新前になって毎度弄り出す馬鹿は私だけではないはず……
  • ☆事件&コメ謎、無事解決ですね✨
    猫田猫氏🐱、転生……!?
    世界線を越えるとは(笑)
  • 沖ノキリ様

    やっぱり、プロットとか小洒落たものを練らないほうが良いのかな。いや、行き当たりばったりって訳にも行かない。

    貧乏性なのか、一度書き留めたアイデアというか要素をバッサリ切り捨てられないんですよね。公開する直前の校正でも、なぜか文字増えちゃうし…困った性分です。
  • 鳥兎子さま

    ほんと、実験体になって頂き、感謝しきりなのです。今、スクショ見たら、時系列が少し変になっている…削除を実行するまで、三時間くらい思い留まって、未明まで先延ばしになったのですw

    猫田病やばい。河童病より、危ないでしゅ。
  • 純文学風長編、楽しみです!

    コメント返信は、パソコンだと、
    右上のワークスペース⇒左列に並んでいる「読者からの反応」から返信してます。
    理由はまさしくそれ、返信ボタンと削除ボタン、場所近すぎなので!笑
  • 綾森れん様

    史実に沿った解説を地の文に落とし込む技法とか、全然、忘れていて上手くはめ込めない…現実の世界線なので『曲藝團』からゲストを誰か迎え入れる予定もあります。楽団リーダーかな。

    初めって知った「読者からの反応」欄…こんな便利なものが地味な場所にあったとは。これ見やすくて便利ですね。

    レス漏れとか自分的に絶対にあり得ないと思ってたら、この前、やらかしてたし。一カ月以上、放置していて平謝りですw
  • 史実に沿った解説を・・・ということは今回も、舞台は少し昔なのですね。
    『曲藝團』的な本格派な作品が読めると思うとすっごく楽しみです!!!

    私も18世紀ヴェネツィアの音楽界を舞台にした小説を・・・と画策していますが、男性ソプラノとの恋愛は、女性読者に厳しいのか・・・?
    女性読者が恋愛に何を求めているかに頭を悩ませる日々。

    「読者からの反応」欄、★だけ、応援コメントだけ、をチェックで切り替えられるし、レス漏れなくなりますよね、これなら! 便利!!
  • 綾森れん様

    おお、ヴェネチアの音楽界!
    本物の王侯貴族にサロンの世界…素敵な物語になること請け合いです。
    これは綾森様にしか書けないワールドではないかしらと。
    男性ソプラノがファルセット専門という訳がなく、どこかの双子がワクワクして待ちそうな気配。

    自分にしか書けないであろう作品をライフワーク的に執筆するのは大切なことかと思ったりもします。

    以前、参考本に挙げた「天使の歌声」は十八世紀初頭から始まり、ヴェネチアを主な舞台に展開しますが、上巻の途中までしか読んでいませんw 風景描写も共和国の内情も余り出てこないし。

    女性の恋愛観と小説の流行は、相関関係が難しいですね。ランキングを制覇する「追放令嬢の復讐劇」とか、パッと見でどこにツボがあるのか不明。従来の大衆小説にあった「普遍的に女性が好むロマンス」とはかなり違うような。

    次作では「変態どもの純愛」を裏テーマに据えて、淑女がドン引きするNGワードを連発させるかもw 性器系って、どこまでハッキリ書いて良いのやら…
  • 「変態どもの純愛」が裏テーマですと!? 呼ばれたかな!?(呼んでない)

    性的な内容については、作品の雰囲気が文学的だと、ゆるくなるような気がしなくも・・・
    (奈良時代舞台の方の小説で、かなり突っ込んでいたような)
    エロで読者を釣っている、と思われなければ、意外と書いてしまってOKな気もしますが、不用意なことは言えませんな。。。

    ヴェネツィア舞台なのに風景描写が少ないのはもったいないですね。
    『ツーリスト』とかいう毒にも薬にもならない映画を見たことがありますが、ヴェネツィアの美しさ(&役者の美しさ?)だけで尺をつないでいました。
    小説だと描写の筆力にかかってくるかも・・・(ぐはぁ。吐血)

    バロックオペラを布教するなら、相手は女性しか考えられない。
    おそらくカストラート歌手に興味を持つのも女性。。。

    しかしおっしゃる通りランキングを見ていても、女性読者のツボが「恋愛や純愛」より「ざまぁ」に向いている気がして、分からなさすぎるんです!

    しっかしなあ。。。共和国の内情なんて深掘りしたら音楽以外門外漢の自分には大変なことになってしまうし、
    かといってファンタジーでは現実のカトリックを扱えない以上、カストラート歌手の存在理由(女は教会で口を聞いてはいけない、を字義どおりに受け取った話)を書きづらく、どちらも一長一短で、
    時々見かける大正時代の日本が舞台だけど陰陽師とか出てくる、どこの日本やねん、みたいな、
    歴史+ファンタジーでお茶をにごすのが一番マシか、など画策する日々です。。。(←曲藝團を執筆された先生から「努力を怠るな」と叱られそうです笑)
  • 綾森れん様

    実際に変態とも思わないので、変態とは表現しないけども、男色女色にマゾ、真性ロリ、死体愛好家など多彩で、キーワードのひとつが「魔羅」ですw 仏教用語だとか、そんな言い訳が通用するはずもなく…

    「菊門」は消化器官に過ぎないので大丈夫だったとは言え、性器系はあかんかも。

    ヴェネチア舞台の大作系映画があるんだ、と予告編を見たら、超大物系アクター&アクトレスの顔のアップだけだった。ヴィスコンティが見たら泣いちゃうかな。今なら、街中で背景に大量に映り込む観光客軍団をCGで消すことができたりも。

    カクヨムでは分かりにくけど、アル◯ァポリスの女性向け作品ランク上位などは盛大に偏っていて「結婚」「婚約」「略奪」「破棄」などが大半で、素朴なロマンスっぽいのは皆無…

    童話シンデレラも元祖ざまあ系とも言えるけど、なんか基本的な部分で違うような。

    古典系を含む日本語の既存作品でカストラートものはゼロ。ウェブ小説でも未確認なので是非とも応援したい。「ジュキくん風xヴェネチア」だけでもう成立しているような気がする。

    歴史&ファンタジーだと「伝奇・歴史」ジャンルに当たると思うけども、あそこは巡回する読者数が少なく、自主企画も細かい縛りが多いのが現状。(明治・大正限定とかで困りましたw)
    戦記ものが目立つなど結講、環境的に厳しく、旧知の読者が頼りの部分も…

    男の娘ジャンルを独立させるべき(暴論)
  • 死体愛好家まで!! すごい!! 楽しみすぎます!!

    あ、菊門は消化器官でしたか。
    ゲイやSMの方にとっては性〇帯ですが、ま、そうですね!

    魔羅。でも日本には、コレをかついで練り歩くおみこしなんかもありますよね?
    生命力の象徴として崇め奉る側面もあります!!
    つまりは神聖なものなんです!!

    ツーリストの予告編、見ていなかったです。
    ・・・本当だw
    本編はどこだか分かる程度には映ってましたよ~!
    ポールポッツの伝記映画なんかは、かなり映していた覚えが。
    私の通った音楽院も映ります!!

    アル◯ァポリスの女性向け作品ランキングはほんとそうですね( ;∀;)
    なろう日間も、かな・・・
    でもアルファのほうがきついイメージ_| ̄|○

    シンデレラ⇒夢を見せつつ、ファンタジーの中でざまぁ。
    Web小説⇒殺伐としていて、これぞまさに現実。
    という違い!?

    アルファはR18も投稿可能ですが、女性向けBLジャンルで、オスマン帝国に行ったカストラートの話を書いている人をたまたま見かけたことがあります。
    ランキングではなく新着で。
    私の書きたい炎を燃やすために神が見せたのか!?
    (それを言うなら蝶番さまとの出会いも、そんな気がする。お前が書きたいのは何だ? と突きつけられたよう!)

    「ジュキくん風xヴェネチア」www
    ジュキのカストラート化を止めるためにも他作品で発散せねば!

    「伝奇・歴史」ジャンル、戦国強し。
    自主企画で明治・大正限定? 昭和は入らないと・・・戦前までは入れて欲しかったですね。

    実は「恋愛」ジャンルに持って行こうと思っています。
    「伝奇・歴史」はあまりに人がいないので。。。
    現実の地名を使ってしまう以上、異世界ファンタジーに載せられないのがつらい。。。

    カクヨムの人気は、異世界ファンタジー⇒ラブコメ⇒現代ファンタジーの順ですからね・・・
    でもそのあとくらいに「恋愛」がくるはず!
    「恋愛」は便利ですよ、時代も世界も自由w
    曲蓺團だって、もし作者様が恋愛だと言ったなら、文句を言える人はいないですからっ!!
  • 綾森れん様

    菊門って上品な言い回しかと思って、既出の四作品中五割に登場。次も出てくるので、六割か。ははは、と笑っている場合でもないような。

    御本尊っぽい魔羅様を担ぐ川崎近辺の祭りは、欧州人観光客に大人気なんだそうです。これ新聞・テレビで一切報じないので全然知らなかったしw

    世界中にあるリンガ信仰のうち、インドでは裸の女神が鍵になるとか。リンガを大きくさせる力の源がエ○い女性にあるという割と素直な捉え方です。民俗学では「男性崇拝」の象徴とされるけど、実はそうでもない。

    昨夜は「カウパー腺液」の戦前の俗称調べが難航し、力尽きましたw
    いやまあ、純文学風なんだけど。

    👾👾👾👾👾

    ポール・ポッツは何とか賞の授賞式を見て、心を揺さぶられた記憶があります。声量もたっぷりで、歌い方も堂々としている。本格派で正統派。二世紀半ぐらい前にナポリで生まれてたら確実にアレですね。

    ちょっと参考になるかと思ったクラウス・ノミは、正反対の邪道です。

    ウェブ小説でカストラートが登場する作品があったんだ。しかもBL系の歴史物とは…拙作で同単語に鋭く反応されたのは、綾森様だけです。自分的には、昨今の男の娘ブームとやらで、もっと知られているのかと思っていましたが、そうでもなかった。

    あれま、カクヨムのジャンルに「恋愛」があたっとは。半年やってて今知ったし。これ、歴史伝奇ジャンルより一般的っぽいな、と思いつつランキングを見たら、やっぱり婚約破棄令嬢系が強いw 多くが異世界系のようだけど、こっちの方が埋もれにくいのかな。

    当方は観念して「歴史ジャンル」に挑む所存。戦前の昭和期は、穴と言えば穴で、一般小説の新作でも少ない模様です。
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