現実に出来ているかは、置くとして(汗)。
漢字に振るルビは多めにした方が良いな、と考えるデリカです。
漢字や漢語の読みで、作者と読者の間に齟齬を生まないように。
本当に、実際に出来ているかは置くとして、なのですけど。
漢字も、人により、時代により、好みの読み方読ませ方があるのですよね。
そして、それが、文章全体の印象にも響いて来るものです。
たとえば、「話」という字、こちらは、
名詞: 単独で「はなし」と読めます
動詞: ふりがな「し」がついて「<はな>し(ます)」などとなります。
では、「おはなししましょう」なんて会話文を表記するには、どうしたら良いのか。
以前の私、あるいは、今でもビジネスシーンならば、
「お話しましょう」
とします。この場合の「話」は、明確に名詞ですから。
でも、小説などの柔らかい文章では、近頃、私は、
「お話ししましょう」
を多用します。
誤表記と言えるかも知れません。読者から指摘された事もあります。
でも、「"し" が2つ続いている」と読者に明確に伝えるには、後者の方が無難でないかと思うのです。
「映える」という言葉、こちらは、
「はえる」
が正しい読みでしょう。「夕日に映える」なんて用法が典型的でしょう。
でも、今、文章中で使うならば、
「ばえる」
と読ませたいですよね。
この場合、ルビを振るべきか、むしろ、ルビを振るのが野暮か、悩んでいる今日この頃です。
いっそ、カタカナで
「バえる」
とでもした方が良いのでしょうかねえ???