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【旧作公開】「(仮題)1998年夏」、最終話(後編)を公開しました

 映像作品を意識して20余年前に書いたシナリオお蔵出し、最終話(第9話)(後編)を公開しました。

目次
https://kakuyomu.jp/works/16817139557044841741

最終話(9)
https://kakuyomu.jp/works/16817139557044841741/episodes/16817330651126003134

 舞台は、お台場、有明、‥‥、そして!

 最後なので、今回は主人公・土門啓吾について解説します。
 啓吾は、日山(にっさん)食品に勤める会社員。身長192の身体雄偉な怪力の持ち主です。
 生まれは東京で、出身校は報徳学院大学。一浪して25歳。

 母の和子は、陶芸家で、海外でも評価の高い人です。
 和子は、美大時代に、よその大学の学生との間に啓吾を身ごもりますが、相手は何も知らされずに海外留学し、和子も、相手に何も知らせず、大学を卒業すると一人で啓吾を生み育て、陶芸家として名を顕し、そうして、伊東に土地を入手してアトリエを開いて、旺盛に陶芸活動を行います。
 啓吾は、10歳の時に、突如、東京の大都会から伊豆の山の中に引っ越しさせられますが、そこで剣道の腕を磨き、頭角を顕し、大学時代は大きな大会で何度も優勝や準優勝をします。

 大学で、啓吾は、相沢茉莉に出会い、恋に落ちます。
 茉莉は、帰国子女で、いわゆる受験テクニックがなかったために啓吾と同じ大学に来ますが、頭脳明晰で、成績はずば抜けて優秀。
 茉莉に一目惚れした啓吾は、何度もアタックしますが、剣もほろろに振られまくります。
 友人の翔たちからも「諦めろ」と言われますが、4年生の時に、遂に、「きちんと卒業して就職するなら」という条件でつき合う事になります。
 剣道を続けるために大学に残るか教員になるか程度に考えていた啓吾は、俄然、就職活動を頑張り、茉莉と同じ日山食品に入ります。
 そして、茉莉は本社事業推進部に、啓吾は東京第2事業所営業部に配属になるのでした。
 そうして2年目。
 これが、物語冒頭での啓吾の状況でした。

 こう書くと、まるで啓吾が考えのないチャラ男みたいですが。
 啓吾は、考える前に行動するだけで、考えない訳ではないのです。行動しつつ考え、考えつつ行動を調整する。臨機応変が啓吾の剣。

 啓吾は、5月の休みに、社内レクで芦ノ湖キャンプに参加した後に、伊東の母のところに立ち寄ります。
 そうして、東京へ戻る途中の小田原で、大事件に巻き込まれるのでした。

 最終話、啓吾の最後の剣戟(けんげき)をお楽しみ下さい!

3件のコメント

  • まさに今読み始めたところなので参考になりました!!(⁠✿⁠^⁠‿⁠^⁠)
  • 仁科佐和子さん、ありがとうございます。

    しまった! 今から読む方には、むちゃくちゃネタバレでしたね!!(汗)
    作者みずから、何やらかしてんだか(汗々)
    ご容赦を!!
  • こちらから失礼します。
    近況ノートへのコメント、ありがとうございます。
    非売品の文庫ですけど、やっぱ手に取って見ると、感慨も一入でした!

    ありがとうございました。
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