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文章のルーツ

一人っ子だった私は本を読んだり絵を描いたりするのが大好きな子供でした。
小学校に上がるまでは従兄弟や叔母がよく本をプレゼントしてくれました。
童話、文学、冒険小説、・・・・
井上靖著作の「あすなろ物語」は子供心に何度読んでも理解出来なかったことを覚えています。昭和二十年頃に発行された「宝島」も生前祖母からもらっていましたが、文体がかなり古くて読むのを諦めてしまいました。
小学校に上がってからは図書室で読みたい本を漁り、日本の童話と海外文学、江戸川乱歩(子供用に編集したもの)やミステリーものをよく読んでいた気がします。
高校の時に村上文学にハマり、今に至っています。

文章を書くにあたって参考にしているのは村上先生、自分の中で強烈な印象があるのがC・W・ニコルと藤原新也さんです。かなり独特な文章を書くことでは野田秀樹さんのファンだったりもします。
漫画「はいからさんが通る」の大正浪漫を呈する流麗な日本語と、軍での緊張を帯びた文体も大好きです。
いつか明治・大正時代の軍を巻き込んだミステリーが書ければいいなと思っています。

「この書簡を持ち出したのが夫君だと言うならば確たる証左を提示して欲しいものだね」・・・・というふうに。

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