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『煙を立てろ愛神の花』にFAをいただきました

数日前、とても嬉しいことがありました。
『煙を立てろ愛神の花』https://kakuyomu.jp/works/16817330668176095092にファンアートをいただいたのです。
素敵な絵を書いてくださった方は古永淳https://kakuyomu.jp/users/guyongさん。

見てください。
下の方にスクロールすると絵が見えるはずです。

カーマフアレレがいます。
もう一度言います。カーマフアレレがいます。

めちゃくちゃ格好良くないですか。
妖しさの下に弱さ痛ましさを抱えた詩壇の怪人カーマフアレレ。
その両側面がお互いを損ない合うことなく描き切られています。
ガリガリに痩せ細っていて、髪の毛も乱雑に短く刈り込まれているカーマフアレレ。
でも立ち姿の美しさ、ヴェールや衣装による総体的なシルエット、艶やかな表情、彼を包む陰翳が、まるで骨のような体の細さや髪型の幼ささえ魅力の一種として演出の道具に取り込んでしまっている……。
そして凄くスタイルがいい。
何だか、こういう人だからこそ最後まで「現代のメレヴァーティー」として走り続けることができたのだな、という真っ直ぐさを感じます。

藤田桜は小説を書くとき、キャラクターのヴィジュアルは癖な要素だけ決めて、そこからぼんやりとおぼろげなイメージ像を抱きながら書いています。
例えばカーマフアレレは「短髪だけどヴェールのせいで長髪に見える」「耽美なほどに妖しいけれど演出が解ければ弱々しい青年が現れる」「エキゾチックな装い」「少女のような美しさに、一滴二滴、男性的な性質を併せもっている」などの好きな要素の集合から逆算されて生まれました。

そこから生まれたイメージは、まるで昨日見た夢のようにあやふやです。

というわけで数日前、古永さんからDMでこの絵をいただいたとき、
「カーマフアレレがいる!」とびっくり歓喜したわけです。
作者としては、もうこれ以上は掴めないと思ったカーマフアレレの姿形との、思いがけない対面でした。

古永さんには、改めて感謝の言葉を申し上げさせていただきます。
本当に、ありがとうございます。
こんなに大切に読んでいただけて、そして素敵な感想やレビュー、ファンアートをいただけて、とてもとても嬉しいです。
ああ、この小説を書けてよかった、と思いました。

また、この短編はもともと自主企画「総受けvs総攻めフェスタ」https://kakuyomu.jp/user_events/16817330668152935600に寄せて書いたものであり、主催のもももhttps://kakuyomu.jp/users/momom-さんのおかげで着想することができた作品でもあります。
本当に、ありがとうございました。
そして、企画運営おつかれさまでした。参加できて、とても楽しかったです。

「総受けvs総攻めフェスタ」には、古永さんのとても美しい短編、
『不死者の王に関する覚書』https://kakuyomu.jp/works/16817330669249791164もあるので、ぜひそちらもお読みください。とても好きな作品なので……

これで大体お伝えしたいことは書けたでしょうか。
カクヨム初めての近況ノートなので、ほのかな緊張とワクワクを抱きながら書いています。
……本当にこれで大丈夫だろうか。伝えたいことは伝わっているだろうか。
と考え出したらきりがないのでここで締めます。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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