• 異世界ファンタジー
  • SF

悪役の匙加減って難しい


 悪役を書いていると客観的に見るのが難しいです。
 
 どのレベルだと読者さんが不快感を覚えて、これ以上読みたくないーってなるのか、ざまぁされる悪役としての前振りで反撃を期待していただけるのか、わからないところがあります。

 因果応報は私も大好きなのですが、そこに至る過程の外道行為が、どれくらいパンチがあると期待値があがるのか、不快になり過ぎないのか迷います。

 個人的には取り返しのつかない行為のレベルによって、不快感の強弱があると思います。

 意外と許容されるのは命です。誰かが悪役に殺されるのは許容される前振りです。
 
 逆に許されないのは子供を拷問にかけて不具にしたり、女の子を性犯罪の対象にしたりすると、不快感がのちの期待される爽快感を上回って、ブラウザバックされるのではないかと思いました。

 悪党や外道を書くのが楽しくなって、妙に保護されたり許されたりするのは悪い印象を与えますが、逆にいうとどのくらいざまぁを与えてあげれば適切な爽快感につながるのか、これもまた難しいです。

 読者さんがスカっとしてほしいのが第一にありますが、継続して読んでいただけるレベルの悪を設定するのも必要なのですね。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する