「飛行機 歌」を含む小説

　人は、火を前にすると見入ってしまう習性があると言う。 　火は文化そのものだ。 　冷えて固まった獣肉を脂がのった御馳走へ。 　毛皮にくるまって凍えていた苦難の夜を、酒を酌み交わ…

　飛んできた心を私は受け止めた。 　※鳥尾巻様企画に、間に合わなかったけど、書いてしまったから、公開しちゃいます作品です（笑） 　※タグにあるように、暗重いので、読むか読まな…

「明日世界が終わるとしたら、どうしたい？」 二人を繋ぐのはたった一つの質問とその答え。そして二人が望んだ世界の終わりは現実のものとなる。 サボりが日課の高校二年生・楠はある雨の日…

　飛行機事故により全員死亡したとおもわれた私立星歌高校二年三組の面々は異世界に勇者として召喚された。しかし、カースト中位の青天目政臣（なばためまさおみ）とカースト上位でクラスのア…

　幼馴染の二人が交わした約束。それは『ふたりで鳥になる』という、奇妙なものだった。 　その約束を叶えるため、二人はそれぞれ違った方法で、鳥になることを目指す。 　夜鷹が選んだのは…

あの夏の日。 私はテレビの歌番組を見ながら、翌日の旅行に向けての旅支度を始めていた。 「そんなに詰め込んだら帰りのお土産が入らないわよ」 そんな妻の小言を思い出しながら。 テレビ…

退屈な歌が好きなの。 そう言う彼女の歌声は、空を飛ぶ鳥のように自由で、美しかった。 そんな彼女に、僕は願う。 ※[第2期] 同題異話SR -Aug.- 『願いをさえずる鳥のうた…

『テツガクちゃんと肯定の不思議な物語』の第四弾です。 不思議な書斎に迷い込んでしまった作家が出会ったのは、書斎の管理人の山羊。作家は管理人と話をしながら、探し物を探していく。作家…

「コロコロ……」 と、嬉しそうに音を立てる相棒のスーツケースを引きながら、羽田空港第２ターミナルビルの中を散策した。２０１５年８月１５日、私の初めての一人旅はもう始まっていた。 …

銘刀を佩いた美青年・伊吹冷泉が主人公の、青森県弘前市を舞台にした鬼退治物語シリーズです。連作ですので、興味が湧いた話数からでも気軽に読んでもらえれば嬉しいです。 第一話「月光に…

　筑野圭介は、友達の連帯保証人になり、やくざの若親分の世話をすることになる。若い四代目は、自称ミュージカル星人だった。 　やくざ対悪魔教団。１９９９年に父が隣人を殺し、友の父は飛…

あらすじ Ａ.Ｄ. ２０２９。前世紀の最後の大戦以降も、世界の戦争・紛争・内戦は、様々な理由で行われ続け、その形態も、生身の兵士による直接的な戦闘から、機械兵器・ロボットなどの無…