「童話的」を含む小説

日本昔話やグリム童話など―― 一度は読んだことがあるであろうあの名作が乙女ゲーム化⁉ そんなゲームの世界へ強引に連れて来られた性格に難ありな主人公っ。 だが、その世界は彼女より…

宇宙のどっかにある惑星『さそり座』に住む、宇宙サソリのサソリー。友人の勧めで「地球の海」を研究するアイデアに乗っかり、助手のアンタレスを連れて地球へやってきた。見るもの、出会うも…

　ここには最初から童話として書かれたもののほかに、普通の文体で書いたのちに童話風文体（です、ます調）に書き改めたものもたくさん収められています。 　その目的は、すべての作品を（童…

赤ずきんには殺したいほど愛している男がいた… ナレ：ナレーション担当 千代：本作ヒロイン。赤い着物をよく身に纏っている 大神：大神恭介。反物屋の跡取り息子で大の女好き 祖母：千代…

「届かぬ思い」 をお題に書きました。

童話的初恋物語。風景という通り、本当に一場面の掌編です。 「よりみちこみち」という二人の小さい時のお話もあるので、そのうちまたアップします。よかったら読んでいただけると嬉しいで…

ストレス社会にいる彼。 彼はいつも眠れない。 夜に彼の頭の中を、ぐるぐると巡る昼間の出来事。 そんな彼がある夜見たのは……

普通になろうとしたいっくん。 普通でありたかったいっくん。 普通じゃあなかったいっくん。 ──どこで間違えちゃったんだろう。

おとなの童話的なお話。ちょっぴりビターな味わいです。

黒魔術師の少女リオンは薔薇を育てている。 薔薇園の手入れに雇われた者達の中には、長き時を生きる魔女がいた。 ある日、魔女は実験材料である少年を王国の奴隷市場で買ってくる。…

兄の空（そら）、妹の蒼（あお）。双子の兄妹は互いがかけがえのない存在だった。 銃声が響く昼も、爆弾が降る夜も、二人で寄り添うようにして生きていた

ある時突然死んだ、「頭の大きな子ども」。 何故死んだのか、自分が何者なのか、わからないまま同じ場所にいる「青白い動けない子ども」と出会い…。 果たして二人は天国に行けるのか。30…

｢料理好きの男子大学生｣。最近、私が夢中になっているお料理動画アカウントだ。 疲労と憂鬱を溜め込んだ重たい体で帰宅して、スマホで彼の動画を見るのが唯一の癒し。 どうやらお肉が大好…

　――昔話をしよう 　それは、街に自動車はなく馬車の走っていた時代 　紳士はスーツではなくテイルコートやタキシード、淑女は肌の露出を控えたバッスルスタイルのドレスを着てい…

町外れの田舎にいる若い女の子――ジラーノ。 努力家であり、真面目で愛嬌のある……気配り上手な少女として知られていた。 しかし、彼女にはひとつだけ、何とも言えない欠点があった。 …

これも昔、童話のコンテストに投稿したお話です。 今の心境にかなり重なるので、少し書き換えてUPします。 童話です。作者はそのつもりです。　 「誰にも明日がくるとは限らない」 こん…

小学校の傘立てにずっと放置されていた、水色のビニール傘。 ひとり寂しい時を過ごしていた傘は、ふとしたきっかけである人に使われることになる。 小学校を退職したサトウ先生と、孤独だっ…

恋人を病で失い、失意の底で入水を図った若者『僕』が、恋人そっくりの人魚と出会う。 明るい人魚の『サヤ』は記憶を失い続ける事を悩んでいた サヤと過ごす間に、『僕』も恋人の死を受容し…

ドイツ、フランクフルト近郊の町イトシュタイン。 石畳の広場、色鮮やかで歪な形の可愛らしい建物群。 今風に言うなら映えスポット満載の、 まるでこの世の御伽の世界のような町の片隅…