「痩せたい 眠る」を含む小説

新宿のゴミ箱くらい分別されていない、 親戚の職業くらいピンとこない、 カップラーメンが出来上がったらもう忘れるような 眠る前のありふれたメモ

「サメちゃんごめんなさいっ！　私痩せっぽっちなの！　だからほら、全然お腹にも腕にもお肉付いてないし、それにおっぱいもめっちゃ小さいし……だからこんな貧乳食べたって腹の足しになんか…

　高宮光≪たかみやひかる≫は何かの病気で長い間、眠っていた。目覚めたら世界がウイルスによって大変な事が起きていると説明される。そして、自分を含むここに居る人達はウイルスに犯され…

わたしは揺れる橙色の元で眠る赤ん坊と、痩せた若い母親を眺めた。聖家族のように、哀しくその様は映えた。 ナチスドイツ下の強制収容所であったことを参考に執筆。