「巡礼 SF」を含む小説

都市の巡礼には無限にも等しい時間がかかる。それを3分間で行わなければならない。巡礼者は人であることを捨てて巡礼を試みる。

地球最後の人類となったリクルは、すでに体の大半を機械化してもなお、培養カプセルの中にいるヒナミとの約束を果たそうとしていた。 それと時を同じくして、リヤナ村のリクルは狩りの最中に…

夕日を浴びながら、湯場へと歩く こんなに歩くのって、いつぶりだろう…？ 主人公は、巡礼という一族の風習に思い至る。 生きていくことは、旅路のようだ だからこそ人は、手を差し伸…

※本作は2021年配信の終末百合SFアンソロジー「ハッピーライフ・シュガーエンド」収録作の改稿版になります。 　〝異常災害〟と呼ばれる人知を超えた事象の連鎖がもたらした〈終末現…

偉大なる"彼ら"が失踪した、赤錆色の砂が広がる世界。冬になると多くの砂嵐が発生する過酷な荒野で、夫婦は小さな畑を営みながら細々と暮らしていた。ある日、そんな夫婦の元に訪問者がやっ…

宗教国家アステリズムの隣国、神秘の国レテは滅亡と勃興を繰り返す不死の国である。 レテの目覚めは巡礼によって行われ、その巡礼には不死者を要する。 誰も知らぬうちに、一人の不死者が…

【殺伐感情戦線：第24回】お題「窓」（※超遅刻） 　かつて、世界があらゆる病の巣窟になってからというもの、人々は安住の地を求めて彷徨い続けている。内と外とで隔絶された”防護隔離列…

女は新興宗教の熱心な信者だ。 彼女は敬愛する教祖をひと目見るために過去へ行き、その宗教が生まれた聖地を「巡礼」しようと計画する。 そこで彼女は見すぼらしい格好をした浮浪者に出…

《星の彼方》から現れた《原始の民》が、未開の惑星の開拓植民を果たしたとき。やがて数多の星々を切り拓き、その生活圏を銀河系中に広げたとき。複数の勢力に分かれて相食みながら、人知の結…

人からもらったお題を〈ものがたり〉のどこかに使って即興的に書き上げた、1話完結の超短編創作集。 「お題は頂戴しても、お代は頂戴しない」方針でプレゼントし続けて早15年。1000編…

修道女ルナリアは、巡礼の旅の準備の途中 ラグナスと名乗る、巨大な「悪魔」と出逢う 彼と契約を結んでしまった彼女は 彼と共に、終わりある旅を歩んでいく 悪魔なる機人と無垢なる少女…

今年の春の文芸部誌に載せた作品です。 言語概念が失われた世界の話。 忘れることは死んでしまうこと。それでも何か大切なことは残っていて、自らの知らない部分で糧になっている。それが人…

なんで高岡市は誘致できんかったが。 オタクを爆釣りして、ジャブジャブ金を落とさせればよかったと。 ※フィクションですが、実在する富山とは関係あるちゃ