「兄弟 オカルト」を含む小説

怪異事件───超自然的存在などが引き起こす人間離れした恐ろしい事件のこと。 その怪異事件が近年多発している日本に、とある三つ子の兄弟がやって来た。 長男「闇」のハー…

「ノーランさん、折入ってご相談したいことがーー」 夜中に電話をかけてきたマクファーソン神父の声は、どこか差し迫った様子だった。 聞けば、ある事象に悩まされているというのだが… 悪…

不老不死が叶って三百年以上も生きているアレクとジェルの兄弟。 たとえ偉い神様相手でも物怖じしない、勇敢で自由奔放な兄。 世間知らずでちょっと知識の偏りがあるけど、あらゆる魔術と錬…

『列異伝』という書物がある。内容の多くは散逸したが、三国志の時代に生み出された中国初の志怪（オカルト）小説である。 作者の名は、曹丕。言わずと知れた奸雄曹操の息子。後漢の献帝に禅…

　キツネのタタリ、ささやかな片想い、やり場のない憎しみの行き先、依存し合う兄弟、手に負えない妄執。 　彼らに纏わる全てが、亡き家族を待つ男と厚かましい高校生、秋哉の出会いによっ…

真山智充は小学四年生の時に交通事故に遭い、頭蓋底骨折で入院することになった。脳に障害があると幻覚が見えるようになる場合もあるとは言われるけれど、智充に見えるものはどうも、そう言っ…

　たとえ、その秘密を知っていようと、街の平和・住民の安全のためには「しぃーっ（沈黙）」です。 　20××年——国は、人口の一極集中を解消するために、大規模な地域移住促進政策を立…

新しい年は明けたけど世界は相変わらず不公平だ。シングルマザーのモリソンさんはチビたちを抱えて失業するし俺は留年するし、なのに新しい居場所を見つけた奴も、600年間のうのうと暮らし…

朝から晩まで“罪と罰”の話をしていたジェレミーがいなくなり、いつものふたり（ニックは無視）の教会の日常生活が戻ってきたはずだった。 そんな中、教会に姿を現したのは、ディーンの“４…

葛生タツオと弟分の星崎シンジ（セイ）は、舞伎町を根城にする『何でも屋』で、通称「クズ星兄弟」と呼ばれている。 見た目はまるでチンピラのような二人だが、実は他の霊能者では祓えない悪…

Thou shalt not flog the dog.――って、十一戒？ 魔女の誘惑をはねのけたと思ったら、教会がにわかに騒がしくなる。 今度はクリスの古巣・ボストン司教区、…

前回、悪魔祓いに横入りし胸に杭を打たれるも、クリスの血をもらって回復した吸血鬼〈年寄（オールド）・ニック〉。その彼がまた訪ねてきて言うことには、 「あなたの血を狙う輩が現れる」―…

「……」 ──また「いる」や。 私は昔から「あるモノ」が見えていた。 でも、それが「何か」なのかは全く分からない。せめて「人の姿」とか「化け物の姿」をしてくれていれば、それ…

好きなものを好きなだけ書いた結果。 シリーズっぽいけれどなんかシリーズでまとめるほどでもない短文をまとめています。 雑多な原案置き場的な感じです。ここから何かに派生させたりさせな…

いつも、かーくんの一人称なので、猛視点で書いてほしいというフォロワーさんとの会話から生まれた話。 かーくんが大学を卒業してアパレルショップで働きだしたころ。 元話は『東堂兄弟の…

以前、短編ホラーイベント用に書きなぐったショートショートを集めた『かーくんの怖い話』https://kakuyomu.jp/works/1177354054889461301。そ…

奇怪な精神病と宗教組織。そして兄弟の因縁。錯綜した運命の中で、主人公が選んだ選択とは—— ※ストーリーを五話に分けて、区切りやすくしたので、是非読んでみてください。

ほのぼの超ブラコンイケメン兄弟のオカルトミステリー。コメディタッチな文体を理解してもらえない残念な作品。わざと斜めに外して書いてるんですが…。東堂兄弟の探偵録シリーズの外伝的な話…

週間カテラン最高1位。シリーズ累計19400PV。ブラコンが熱い東堂兄弟シリーズ四話め。幼くして亡くなった従兄弟の十七回忌の法事のために、瀬戸内海の孤島を訪れる兄弟&美青年蘭さん…

文芸イベント『Text-Revolutions』参加時に作成するテーマアンソロ作品。 Extra2は『手紙』。 本家サイトhttps://text-revolutions.com…