「人体模型 怪談」を含む小説

小学校最後の夏休み……皆が遊びに勉強に全力を注ぐ中。 警察官の両親を持つしっかり者の男の子、小学６年生のユウキはいつでも一緒の幼馴染であるカコを巻き込んで二人は夏休みの自由研究の…

とある高校の廃校が決まった。 その高校に『学校の怪談』として憑いている少年・灰月ヒロは、自分と同じく成仏できていない仲間達とともに、最後の思い出づくりにと、禁忌とされる『七番目の…

虹ヶ丘小学校に七不思議には、こんなものがある。 好きな子の誕生日、その子が登校するより先に引き出しにプレゼントを入れておくと、両想いになれる――。 かわいらしい外見を持つが…

これはとある小学校で起こったことです。 その小学校では年に一回、ゲーム集会と言って文化祭をするようです。 その中でも、理科室でのお化け屋敷というゲームは激戦区で、今年は4年生が当…

夜の学校で警備員さんと追いかけっこをする話。 なお、深夜の学校で人体模型と骨格標本が動くことを認められない読者には、お勧めしません。 ・・・・・・ーーーー・・・・・・ 『…

＊この話には暴力描写、残酷な描写が含まれています。15歳未満のかたは閲覧をご遠慮下さい。 小学五年生だった時のクラスメイトが自殺した。 そう連絡を受けたとき、長い間忘れていた、…

　霊異。 　そう呼ばれるモノを、私は見てきた。　 　人ならざるモノ。闇に巣くうモノ。 　それは生物と呼ぶには余りに死に体で、非生物と呼ぶには余りに生き生きとしていた。 　私…

三旗小学校の教師、野山ハルには人間以外にも友達がいた。 昔から頼りになる姉御肌のトイレの花子さん、優しくて紳士的な人体模型、博識な二宮金次郎に、厳しくも温かい音楽室の肖像たち。そ…

「私が殺したのは、友達の皮を被った人体模型だ」 　クラスメイトを焼き殺した少女は、警察にそう話した。 　その事件の十七年後、夜の旧校舎に忍び込んだ女子生徒が、人体模型に友達が殺さ…