「中国古典 短編」を含む小説

山海經（せんがいきょう）――異国の人や獣や神の様子が記された、秦漢の頃の伝説の奇書。 あるいは、その他中国古典に登場する不思議な存在に着想を得た短編集です。 二千年前も令和の世も…

『伽婢子』(寛文6(1666)年板)は、浄土真宗の僧侶である浅井了意（?-1691）作の仮名草子で、本作はその現代語訳です。 浅井了意は仏教だけでなく、神道、儒教の三教に通じてい…

昔、ある男が郊外で人の骨を見つけた。かわいそうに思って骨を埋葬してやったところ、夜中に彼を訪ねてくる者があり…… 明代の笑話を翻訳。

中国古典を題材にとり、人食い虎に変身する苦悩を描く、中島敦の代表作。角川文庫『李陵・山月記』所収。 （※キャッチコピーは名作キャッチコピーキャンペーン受賞作から）

　任秀は魚台（現在の中国山東省）の人。 　科挙の予備試験に合格した彼は、北京を目指す船旅の途中、船室で開かれていたサイコロ賭博に参加する。 　そこで彼が目にしたのは、幽霊による奇…

中国古典「山海経」に収録された物語をもとに書きました。

「富士見Ｌ文庫×カクヨム　美味しい話＆恋の話　短編小説コンテスト」にて投稿した「少女、龍を屠りて国を救うの段」で出てきた龍を食べる話の解題的エッセイです。