「ゆらり」を含む小説

小学校時代。クラスメートにからかわれたことで絶交してしまった、鈴木ゆらりとクール系不思議男子の由良水都。 八年が過ぎ、ふたたび同じクラスになった。けれど気まずいまま、視線も言葉も…

中学の同級生からのいじめに苦しんでいた私は、自分の命と引き換えに古の妖狐に復讐を願った。 そのとき出会ったのは恐ろしくも美しい少女であった。 ※作中の内容はフィクションであり、実…

酒とタバコに重税が課せられた近未来、安価で酒とタバコを嗜めるバーには煙に投影される３D映像広告が付き物になっていた。

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　俳句の部　二十句連作部門　テーマ：七曜

カニバリズムによる進化と救済を説く教祖、月灯アカリを、双子の妹、月灯ゆらりは愛していた。偽りだった筈の教義は、真実を帯びていき、やがて禁忌を犯すとも知らずに。 双子の姉妹が織り…

月は朧に、花は霞み。ただ酒盃だけが濁りをしらぬ。 盃に落ちる花びらと、湖に浮かべたこの舟と。 ゆらり、ゆらり、夢幻にあそぶ。 さあ、宴をはじめようか――

３つのお題「ゆらり」「エスカレーター」「あみだ」を組み込んで書いた短編です。 エスカレーターとそのほかに大別される不思議な世界で、エスカレーターに住む「ぼく」の学校へ「彼女」がや…

（※8万文字時点でのあらすじである為、ネタバレを含みます） フリーライターをしている主人公のダグラス・カインは、橋の修復工事と観光雑誌からの依頼を受けて、とある街へとやってきた…

　何となく、首を傾げてまた空を見上げる。そんなお花さんのお話ですー。

三月下旬。 幼馴染の遥と奏多は、小さな頃によく遊んでいた公園のブランコに座っていた。 高校を卒業し、退任式だった今日。 別々の進路に進む二人は思い出を語り合う。 ―――想いが通…

不思議な芸を観客に見せながら、世界中を旅しているフナとベバムの二人。ゆらりゆらりと空を飛びながら、芸人生活を続ける。 フナはベバムと一緒にいられるだけで幸せだった。 独特なパフ…

くるくるくるりん、に続くローカル線をテーマにしたお話。 ゆくらゆくらとは、ゆらりゆらりを表す古語。

　不良に好かれる委員長と、煙草とスイッチ。 　注意。 　未成年者の喫煙シーンがあります。 　それを推奨しているわけではありません。