「星屑」を含む小説

彼女の部屋を訪れたら、宇宙のようで宇宙でない謎の空間になっていた。 彼女は『おうち時間キット』というものを購入したらしい。その結果がこれ。 星屑は金平糖で、すごく甘かった。

核戦争で荒廃してしまった世界……それが今の世界の形でした。 　そんな荒廃した世界を、一人の少女がこれといった目的も無く、ただ楽しそうに旅をしていました。 彼女の名前はエレ…

親と不仲の少年、風斬鎌居。 小学生にして既に反抗期を迎えた彼は、やがて自分の意思とは関係なく私立中学校への進学を決められました。 「星屑学園」。珍しい中高一貫校システム、それを加…

そのお店は、願いを叶える星屑を、お客さんに売るお店。猫のミィ太と一人の少女が勤める星屑のお店に、お客さんがやってきた。一話完結。（※重複投稿しています）透坂雨音

20XX年の最後の日、何の前触れもなく地球の全天を覆った謎のオーロラ。 それが弾けて星屑のような燐光が降り注いだかと思うと、世代を越えて愛された品々が意思を持ち、言葉を発し、自由…

大学生「山戸留美」は、お気に入りの休日の過ごし方がある。それは、カフェでミステリ小説を読むことだ。あるとき、カフェで偶然中学時代の同級生「田島君」と再会する。留美の日常が、少しず…

恒星間抗争の終わった惑星に暮らす傷痍軍人イヴァンと少女スノウ。 イヴァンは、戦火により顔の半分と身体の自由を失い、スノウは、戦争によって身を売ることを強いられる夜を過ごす。 ２人…

もう年も押し詰まっちまった。しかし諸君らに何も話さずに終わるというのも気の毒だ。 そこで過去の事件簿をひっくり返して、ご披露しようと思う。 今を遡ること、ざっと四年は前のことだ。…

すべてはアタシの心を奪った少女の、あの光を、捉えるために。 シニアリーグ優勝を一区切りに野球から離れている天才投手、園崎明日香は毎日を抜け殻のように過ごしていた。 「アタシと一打…

　クリスマスが終わろうとしている夜、アイドルグループ『ストロベリーとれいん』のファンだった青年ケイは、公演の終了後、劇場に落とした携帯を取りに行ったことで、いまは卒業し裏方として…

僕は太陽に願われた。「いっしょにいて」と手を差し伸べられて。 わたしは陽光に縋りついた。「君がいい」と手を握られて。 そうやって落ちていく。優しい独に侵されて、太陽のような星屑を…

クラスでは陰キャでオタクな主人公星屑劉（ほしくずりゅう）はたまにクラスメイトにいじられるぐらいの普通の人間だ。ある日どこか違う世界に居た夢を見た劉は気になりながらも学校へ行く。い…

二人は決して同じ時間を過ごしはしない。だからこそ、せめて五分だけは同じ時間を――。

ユートピアを名乗る新世界と昼寝する少年の話

自主企画「長編出張読み切り短編博覧会Vol.1」参加作品。 『月とリリアのひとしずく』スピンオフ。 本編後、ダージュの城から嘆きの森に移ったメイエさんから見たお話です。 本…

『星屑ノスタルジア』という企画（https://wonmaga.jp/project/autumn2014/index.html）に参加したときの三題噺です。 「忘れ物」「さざめ…

「ずっと東に行けば、今も『海』があるんだよ」 そう教えてくれた人は、東に行ったきり帰ってこなかった。 見渡す限り砂一面の世界で、巨大な亀の甲羅の上に住む少女は、亀とともに東を目指…

薄明の空に、今日も濃く輝く蒼色の星屑環が現れた。 蒼一筋の星屑環が続いた七日目の朝、この日を誕生日とする旅人カディンは、自身が今日、十八になるとシーザーへ伝えた。 この日のことを…

　巨大な外壁に囲った王国『オフィックス王国』 その国にいる唯一の孤児である盗人コブラと唯一の黒い髪をした異邦人の騎士ヤマトは刑罰としての任務を任された罪人として、そしてその罪人の…