あとがき 一冊の本を超えて
私はハッピーエンドが好きです。
短編ならビターエンド、あるいはバッドエンドでもいいかもしれません。しかし長編は別です。
そりゃあ、そうでしょう。なんでわざわざクソ長いお話を読んで、後味悪く終わらないといけないのでしょうか? そういうのは、二時間ポッキリの映画が限界です。
だから私は、この物語を描くにあたって「ハッピーエンド」を用意しました。
この結末をハッピーエンドと捉えるかどうかはもちろん読者様に委ねられるのですが、少なくとも作者である私は最高のハッピーエンドだと信じています。
……実は、わかる人にはわかりすぎるほどでしょうが、この物語の終盤は、某作品群を多分にオマージュしております。私がその作品を読んで、あり得たかもしれない未来を形にしたいと思い、この結末を描いたと言っても過言ではありません。
それが、それら作品に対する私なりの「
さて。
ここまでお読みくださった方ならばご存知でしょうが、この作品はまだまだ続きます。そういう伏線も散りばめられてますしね。
『レイン・オブ・オース』は、いわば第一部です。
もともとこの作品は、なんかラノベ作家になりてーなぁ、新人賞にでも送るかなぁ、佳作くらいならワンチャン……なんて舐めたことを考えていた中学生時代に考えていたものの片鱗です。
つまり一巻で完結する作品でした。
しかしなんだかんだ書きたいことやりたいことがアホほど増えていき、アカンこれ文字数足らんわという事態に発展したため、ネット小説業界に乗り込んだというわけです。
最後に。
改めて、第一部をお読みいただきありがとうございました。
ボーイミーツガールは幕を閉じましたが、引き続きヒロとレインの物語をよろしくお願いいたします。
少しでも長く、彼らが読者様の心に生き続けますよう!
……なーんて。
ボーイミーツガールはまだまだ終わりません。
ヒロインが一人とは——言ってないのです。
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