私の花粉症対策

 そろそろ春ですね。今日は花粉症対策のお話です。長いです。

 花粉症対策の話をするからと、真似しろ! というわけではありません。興味があれば実践してみてもいいし、なければやらなければいいです。私はお医者さんではないので、本当に有益かどうか、本当に安全かどうかというところに責任はもてません。


 私自身はなぜか、去年の秋から花粉症の症状がかなり軽くなってまして、すごく花粉が多いと言われている今春も、ちょっとアトピーひどくなったかな? という程度で、あまり花粉を感じていません。

 いつもなら年始すぐから花粉症を感じるのに、今年は昨日辺りからようやく鼻詰まりと目の軽い痒み、強い眠気になった程度です。


 何故なんでしょう? 不思議です。

 アトピーの薬として、花粉症の薬でもある抗ヒスタミン薬を年中飲んでいるので、そのおかげで軽くなっている部分もあるのでしょうが、去年の春辺りまでは薬を飲んでいても、それなりに花粉症の症状はひどかったのです。


 関係あるかわかりませんが、変わったことと言えば、去年の夏に、ステンレスの編み針でアレルギー出ているらしいとわかり、調理道具やカラトリーなどのステンレスをできるだけ除外していること。

 金属は液体に溶けるそうで、調理道具などで使っていると体内に入るので、体内に入れないようにした方がいいと皮膚科の先生に言われました。

 体が金属アレルギーで弱っていて、花粉症などの症状も強く出ていたとか?


 ちなみに、なんで『らしい』という曖昧な言い方なのかと言うと、金属アレルギーの検査をしていないからですね。

 アクセサリーを身につけると痒くなりますし、金属アレルギーがあるのは間違いないのですが、どの金属にアレルギーあるかは検査できていません。

 金属アレルギーの検査を行っている病院は少ないそうで、地元辺りに病院がなかったのです。検査では1週間で3~4度ほどだったか、診察を受けないといけないので、住んでいる大阪内には病院があるのですが通うことが難しく。

 結局、良い病院がないということで、アトピーでかかっている皮膚科の先生には病院を紹介してもらえませんでした。


 ステンレスというのはアレルギーが出にくいと言われている金属なのですが、私の場合、去年の夏頃には手のアトピーがひどくなりすぎて、手が痛すぎて辛い毎日だったのが、ステンレス編み針の使用をやめたらかなり治りました。

 編み針を持つと痒くなるようなことがなくて、アレルギーに気づいてなかったのですが、何年も手だけアトピーがすごくひどかった状態から、今は体と同じくらいか、洗濯や食器洗いで使う分少しだけ手の方がひどいかなという状態になったので、実は何年も前からステンレスアレルギーだったのかもしれません。

 体感的にステンレスアレルギーなのはほぼ間違いない、というところです。


 そんなわけで、現在、花粉症の症状が軽い私が言っても、ひどくないからそんな程度でも効くんだよ! と説得力ないかもしれませんが、個人的に効果のあった対策について書いてみます。


 あれは恐らくもう5年以上前のこと。

 私は春と秋になる度に、目が痒くて痒くて擦ってしまって、眼科に行く度にお医者さんから怒られていました。

 で、その先生が「目を洗わないから痒くなるんだよ!」と怒るのです。


 目を……洗う?

 って、思いません? 目を洗っているという話は、花粉症の人からあまり聞きませんよね?

 でも、先生からすると、目を洗って花粉を洗い流すのは常識なんだとか。言われてみれば、アレルギーの原因物質を目にくっ付けたままでは良くないのは当然の話。

 私は毎日、目を洗うことにしました。


 お医者さんから教わった方法は簡単で、水道水をコップなど器に汲んで、水に片目をつけて瞬きするだけ。水道水で問題ないとのこと。

(花粉の混じった水で洗眼したくないので、左右で水をかえてます)


 正直な話をしますと、アイボンなど市販の洗眼薬で洗ったことはありました。でも、あまり効果を感じなかったので、水道水で洗うこともそんなに期待していなかったのです。

 ところが、洗眼薬で洗うよりも効果を感じました。毎日洗っていると、痒いけど、いつもより少しマシな気がします。


 私が勝手に考えたことなので、間違ってるかもしれませんが、洗眼薬というのは上を向いて瞬きするものが多いので、瞬きの後に重力で花粉が目に戻っている可能性があるのかもしれない? なんてことを考えました。

 水道水での洗眼は、器いっぱいに汲んだ水に、下を向いて瞬きしてます。

(もしかしたら単純に、洗眼薬は効果を感じない気がして長続きしなかったせいで、効果がわからなかっただけかもしれません)


 水道水なのでお金もかかりませんし、なんとなく効果を感じているのでやる気も出て、私は化粧を落とした後に洗眼を毎日やっていました。

 で、1番効果を感じたのは次のシーズンです。春か秋か、目の症状がひどい時に始めて、私は年中花粉症があるので、それ以外の季節も結膜炎の軽い痒みがあるのです。

 例えば、春に始めたとしましょう。そうしたら、夏になる頃には例年より痒くならないようになっていたのです。秋も冬も同じくで、365日、目を洗っていたので、次の春も目の症状が軽かったです。


 ここ1~2年は洗眼をサボりがちではありますが、最初の何年かは洗眼を習慣にして毎日洗っていたので、病院に行かなくても市販のアレルギー用の目薬で十分なほどまで痒みが軽くなりました。

 それでも、今年は痒みがひどいかな? と思う時には病院に行くのですが、洗眼を始める前は結膜炎がひどくなりすぎてお医者さんに怒られていたというのに、今は病院に行く度に、病院来るほどひどくないよと言われるようになりました。

(市販薬より病院の目薬の方がよく効くので、私は病院に行く方が良いのですが、なんとも行きづらい言い方!)


 ということで、これはお医者さんから勧められた方法なので安心感があり、とても効果があったので、目が痒いと言っている人には勧めてます。鬱陶しかったらすみません。


 私は年中花粉症なので、年中洗っていますが、春だけの人であれば、花粉症始まる前(過敏な人は年明けすぐに始まるので、年末年始辺りから)から洗眼をしていると効果的だと思います。上にも書きましたが、ひどくなってから始めると、効果を強く感じるまで日がかかります。

 春と秋の人は、いっそのこと夏と冬も洗眼をして、習慣付ける方が忘れないかもしれません。


 女性はたいてい化粧をしているので、化粧を落とした後と化粧をする前にしか洗眼できませんが、男性であればピーク時は日中も洗うと良いかもしれませんね。

 目を洗いすぎても、目の油分が落ちて良くないかもしれないので、私はピーク時以外は夜だけにしたり、ぬるま湯よりは水で洗うようにしたりしてます。


 もう一つの対策は、鼻うがいです。

 実は物心ついた頃から鼻づまりがひどくて、それが当たり前だったので、異常とも思わず生活していたのですが、8時間寝ても熟睡できずに目眩や日中の強い眠気など体調に出る不眠症になってしまってから、もしやものすごく鼻づまりなのでは? と気づきました。

 不眠症の原因の一つが、鼻づまりかもしれないと思ったのですね。


 よくよく考えてみると、鼻づまりで鼻呼吸できないので、子供の頃から口呼吸をしています。不眠症を自覚する前から、花粉症で痰や咳が出るようになっていたのですが、それもどうやら鼻水が喉に落ちるせいのようでした。痰ではなく鼻水だったのですね。


 副鼻腔炎になったことはないのですが、頬や目の辺りが痛くなることはあるのです。副鼻腔の辺りですね。

 痛くなると、顔ですけど夜間の在宅時だけ湿布を貼ります(紫外線に当たったら日光過敏症になるような湿布は貼らない方がいいと思います)。すると湿布のお薬が効いて、痛みや炎症が治るのです。

 もしかして、湿布で対策しているから、病院行かなきゃいけないほどの炎症になっていないだけ?


 そんなわけで、不眠症を治したくて、藁にもすがる思いで鼻うがいを始めてみました。


 私は、サイナスリンスという、アメリカのメーカーの鼻うがいを買って行っています。

 鼻うがい自体は、生理食塩水でするので自分で液を作ってもいいのですが、毎日のことなのでめんどくさいのです。

 サイナスリンスであれば、塩の量を間違う心配もなく、一回分だけで作りやすいので便利です。


 日本の鼻うがいの物もドラッグストアで見たのですが、日本のものは液状で売っていて、一度の液の量が少なめでした。果たしてそれで頑固な鼻づまりに液が通るのか? と不安になってしまいました。

 サイナスリンスは粉末状の生理食塩水の素を240ccのぬるま湯に溶かすので、片方の鼻に120cc使えます。

 ドラッグストアでは見つからなかったのですが、楽天などで買うと、120回分で送料入れて3500~4000円ほどなので、1日1回で4ヶ月、1日2回で2ヶ月と、なんとか許容範囲のお値段かなと思いました。

(鼻うがい用のボトルと少量の粉末のお試しセットや、120回分に無料でボトルがついたものなども売っています)


 結果はですね、しないよりはした方がいいという印象。

 寝る前に鼻うがいをして、鼻うがいした直後はすごく楽になります。でも、翌朝起きた時には息もできないほど詰まっています。

 それでも、毎日続けていると、なんとなく前よりは鼻づまりが改善してきたかな、と思えるくらいにはなりました。


 その頃の私は、鼻づまりがひどいのですが、耳鼻科に行ってお薬をもらっても全然改善したことがなくて、病院に行くことを諦めていました。

 アトピーで皮膚科の通院と抗ヒスタミン薬は続けていて(でも、皮膚科でもらう抗ヒスタミン薬は皮膚症状に効く薬なので、鼻詰まりにはそれほど効かないんだとか)、皮膚科の先生に、なんとなく、鼻うがいをしていることを言ったのです。

 そうしたら、先生は「鼻うがいをしていれば点鼻薬が良く効くから」と点鼻薬を出してくださいました。


 鼻うがいをしていない時に耳鼻科の先生が出してくれた点鼻薬は効いた気がしなかったので、専門外の先生が出す薬なんて……とあまり期待してなかったのです。

 ところが、鼻うがいの後に点鼻薬をすると、本当によく効いたのです。翌朝起きると、鼻に息が通ります。鼻が詰まってはいますが、息が通るほどで済んでいます。

 花粉症がひどい時は、鼻うがいと点鼻薬をしていても翌朝には鼻詰まりがひどくなっていますが、鼻うがいも点鼻薬もしないよりはかなり楽になりました。

 どうやら、鼻うがい+点鼻薬が効果的であるようです。


 私は点鼻薬を朝晩すると、すぐに鼻の中の粘膜が薬に負けて痛くなるので、基本的には夜にしか点鼻薬をしていませんし、ずっと点鼻薬をしているのも良くないのかな? とひどい時だけ皮膚科の先生にお願いして点鼻薬をいただいています。


 鼻うがいは始めてまだ1年ほどですし、年中買うのがめんどくさくなってしまって、鼻づまりが軽い時は何ヶ月も鼻うがいをサボっているので、未だに鼻水が喉に落ちますが、鼻で息を吸える程度にはなっています。


 ちなみにですね、鼻うがいを始めた当初は、鼻に生理食塩水がほとんど通りませんでした。通っても、今でも、鼻うがいの最中に鼻水が見てわかるほど流れ出たことはほとんどありません。

 それでも、鼻うがいした直後はする前よりは鼻づまりがマシになっています。

 鼻うがいの後は優しく鼻をかむのですが、優しく弱く、でも、しつこく何度もかんでいると、鼻水が出たり、鼻うがいの後にたくさんの鼻水が喉に落ちてくるので、そういうのを全部取った後はスッキリと息ができるようになっています。


 でも、鼻うがいはデメリットもあります。

 鼻うがいの後に鼻をかんで水を出すのですが、普通の強さでかむと、水が耳に入って中耳炎になる恐れがあります。

 水で中耳炎になるということは、恐らく、鼻うがいの後に鼻をかんで水を出しきれなくても、鼻や副鼻腔などの炎症の可能性もあるでしょう。

 鼻うがいは36度の生理食塩水で行うので、温度や生理食塩水の濃度が間違っていても、鼻の炎症になる可能性があると思います。


 なので、うまく鼻をかめない人、鼻うがいをしているとすぐ中耳炎になるような人は鼻うがいをしない方がいいです。

 私の通っている皮膚科の先生は鼻うがいに賛成のようでしたが、先生によってはあまり良くないと言う先生もいると思います。


 ちなみに、ネットで調べたところ、鼻うがいより蒸気の吸引(耳鼻科でやりますよね)の方が安全で、家庭で行う機械もあるのだとか。

 私は耳鼻科でやっても鼻詰まりが一時的でも良くなったと感じたことがないので、鼻うがいを選びました。


 去年の春は、青みかんサプリを試してみました。

 柑橘の皮には抗アレルギー効果のある成分が含まれているんだとか。

 じゃばらの皮もいいそうで、去年はあちこちのお店でじゃばらの皮を粉末にしたものを見かけたので、最初はそれを試したのですが、量が少ないのか何なのか効果はよくわからず。

 何年も前から、近大の青みかんサプリも気になっていたので(でも、お値段がすごく高い!)、思い切ってサプリの方を買ってみました。

 恐らく、サプリの方が抗アレルギー効果のある成分を多くの量で摂取できると思います。


 ピールのドライフルーツを食べてアレルギーを感じたことはないのですが、じゃばらの皮の粉末も青みかんサプリも、飲む時は少し喉がムズムズしました。

 接触アレルギーはあるかも……と思いながらも、飲んでしまうと特に問題はなく、サプリはよく効きました。


 すぐに効くわけではないのですが、しばらく毎日飲んでいると、花粉症の症状がほとんど出なくなりました。

 飲み始める前は喉が痒くて痒くて仕方なかったのに、痒くなくなり、他の症状もほとんど花粉を感じないほどに。

 症状が出なくなった頃は、春の花粉のピーク真っ盛りで、花粉の量を調べると、多い、すごく多いとなっていますし、周りの人はまだまだ花粉症がひどく辛そうな頃です。


 柑橘の皮というのは、抗アレルギー効果のある成分が含まれていますが、アレルギーを誘発する成分も含まれているそうです。

 ただ、アレルギーを誘発する成分は誰にでも効くのではなく、ごくわずかな人だけ誘発されてしまうようで、私は誘発されない人のようだ、とホッとしました。


 とても楽になって、私は年中花粉症があるので、続けられるようなら年中、サプリの値段が高いので無理そうなら花粉症がひどくなりやすい春と秋だけ飲もうと思って、春が終わってもサプリを続けました。

 そうしたらですね、夏頃になんだか花粉症がひどくなりまして。


 これはもしや、青みかんサプリでアレルギー出てないか? と思って飲むのやめたら、アレルギー症状が治まったのです。

 どうやら飲み続けているうちに、青みかんの皮のアレルギーになったのか、アレルギーを誘発する成分に反応するようになったのか、どちらかのようです。


 サプリの残りがあるので、秋や今年の一月頃にも数日飲んでみたのですが、飲んでいる間、喉が痒くて痒くて。飲むのをやめたら痒くならなくなったので、やっぱりダメでした。

 とはいえ、青みかんサプリのレビューを読むと、人によっては毎年飲んでいる人もいるので、アレルギーが出るかどうか、効果が出るかどうかは人によるでしょうね。


 こういうことをやるより、舌下治療など行う方がいいのでしょうが、皮膚科の先生に「舌下治療でスギやダニだけアレルギー出ないようにしても、アトピーは治らないよ」と言われているので躊躇っています。

 花粉症も、パッチテストのようなアレルギー検査ではキク科アレルギーもひどいようで、キク科の花粉はほぼ年中飛んでいるので、年中花粉症なのは変わらないのですよね。

 私のアトピーは自分ではそこまでひどいつもりないのですが、耳鼻科の先生には飲んでいる薬を見て、重症のアトピーだねと言われるので、舌下治療で一時的にアレルギー症状が悪化するのは避けた方がいいのかも? と考えてしまいます。

 そんなわけで、舌下治療以外で花粉症が軽くなればいいなぁ……と上記のことを試してみた次第です。


 私は幸い、去年の秋と今年の春は今のところ軽く済んでいるので、来年以降も軽いことを願います。

 歯の詰め物やフライパンの金属にアレルギーの有無がわからず、完全には金属を除去できていないのですが、「金属アレルギーの検査をして、きちんと金属の除去をできたら、場合によってはアトピーが治ったり、人生が変わるくらい劇的に良くなるかも」と皮膚科の先生には言われているので、私は花粉症対策を考える前に、そちらを先にどうにかした方がいいのかもしれません。

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