川上稔がフリースタイルで何かやってます。
川上 稔/電撃文庫・電撃の新文芸
友人談義”異●婚姻譚”
●今回は流行? の異類婚姻譚ネタ●
●登場人物●

■俺 :俺俺、OREだよー。

■友人1:無茶苦茶言う。

■友人2:落ち着いて無茶苦茶言う。

■後輩:意外に無茶苦茶言う
※上記がOREの資料部屋に週末深夜集まってダベってるのをまとめた感じです。アバウト。
▼
今回はバルディオス観ながらダベってます。

「──でまあ、カクヨムで何かやることになってさ。何のネタやるかな、って」

「先週までここで観てたJ9シリーズについて語ればいいんじゃないでしょうか」

「あれ、全然解らなかったです……。知らない言語で喋られてるというか……」

「いやあれは俺らも”知っているけど今や使うと区別される言語”で書かれとるからなあ……」

「そんなのカクヨムで語って何人ついてこれるんだよ一体……」

「あー、じゃあ、貴様がtwitterで引っ張ってたの話題にしたら?」

「何かあったっけ?」

「ああ、うん、アレ、異類婚姻譚」

「オイ、それ他の作家さんのネタなんだが……」

「いえ、異類婚姻譚自体は昔からある言葉なので、共通項として考えて見ては」

「イルイコンインタンって何ですか」

「昔の中国、唐の時代にな? 衣類に性的コーフンを覚える某がいてな。しかし毎晩そいつのところに服が届けられてくるので、神に感謝していたら、あるとき猟銃で撃ち殺した狐が服をくわえていて”ごん、お前だったのか”兵十は何かに目覚めてごんの脚を開き」

「そこまで聞いてしまいましたけど、それ、嘘ですね?」

「始まった瞬間に仕掛けて来たと気付けよ」

「でもビミョーにカスってますね」

「やっぱり中国の故事なんですか」

「何でも故事だと思うのやめなさい。異類婚姻譚とは、異類との婚姻の話、つまり異種族間や異物との結婚についての話とか、そう言うネタな訳です」

「な? だから兵十が”「ごん、貴様と添い遂げる」と言ってのしかかり、ごんが「アアアアやめてええええ」”ってのは正しい訳だ」

「どうやったら正しいって言えるんだよ」

「まあでも異類との婚姻は、そういうのを含みますよね」

「異種族間の婚姻で思うネタって何や? 言うてみ?」

「竜とか魔族とか」

「つーか異族周りだったらフツーにあるだろ」

「最近はAIアバターとかも有りですよね」

「アンタ(友①)何かネタあんの?」

「ああ、うん、グーグルマップ」

「……ん?」

「せやから グ ー グ ル マ ッ プ」

「…………」

「位置としてどのあたりですか」

「……まず聞くのは、それじゃないんじゃないかな……?」

「いや、某所で”ヌケる画像くれ!”みたいなのがあって、ついた即レスがグーグルマップの画像を貼っててな……。以後、スレがずっと話し合いの場になってしまったという……」

「何と」

「……事故では」

「……確かにグーグルマップで致したら事故案件な気がしますが」

「というかアンタ、何でいきなりナイトメアみたいなネタを出して来んの?」

「ちょっと調子乗ってますよね」

「貴様、ネタ欲しいとか言っててソレか?」

「? グーグルマップ? どういうことです?」

「記憶では、東京湾周辺だった憶えがあるな」

「? グーグルマップで? 出来るんですか」

「俺に聞かれても、何や……、困るわ……」

「前向きに考えましょう。東京湾は”有り”です」

「俺、こんな”前向き”って、初めて聞いたよ……」

「あれ多分、東京湾は関係無くて、グーグルマップに表示される矩形図とか色とか、画面外に見えないものがあることとか、そういうのがええんやろなあ……」

「認知とか認識の能力の差によって、感じ方違うからなー……」

「皆が同じだったら、音楽や絵の好みの差が出ない筈で、その幅が広いところにいる人もいる、ということでしょうか」

「そういう意味では、幅の位置が違うだけで、感じ方は同じなんだよな。だから、安心してこの幅の差を楽しむのが異類婚姻譚のアレコレだと思う」

「つまり現代ラブコメとグーグルマップは、今、同じ地平にあるものとなったわけや」

「異類婚姻譚、凄いですね……」

「同じように、昔、5インチディスクの時代に、ディスクをスリーブに入れるのに性的コーフンを感じる、という話を聞いた事あります」

「ビミョーにそれ知ってる気がする。ディスクもカラーディスクとかあったしなあ」

「やっぱ1Dは片面だから2Dの両面じゃないと駄目で、最終的に2HDだと高密度がいいとか、そういうことになるんか?」

「何故私に聞いて答えが出ると思ってるんですか」

「というかすみません、5インチほとんど知らないです……。大学の事務で使ってたかなあ……。あ、ここありましたよね」

「押し入れに68と88のゲームとかあるから見てみるか」

「貴様はホント、68と結婚せえよ」

「でも、そういうので言うと、病院に担ぎ込まれた案件事例の中で、尻に500ml缶とか超合金ロボが入ってたとか、そういうのもありましたよね」

「誰が」

「……お前、何で俺達がやったような顔する訳?」

「まあ、人類はストロングゼロと婚姻出来る訳やな」

「いやそれどっちかって言うと婚姻というか、強引方面じゃないかと……」

「前向きに考えましょう。ストロングゼロは”有り”です」

「いや、病院案件だったら”無し”だろ」

「じゃあストロングゼロは”無し”でいいです」

「ストロングゼロにこだわるのやめない?」

「いや、500ml缶が”無し”やろ。この流れだと」

「あまり聞きたくないけどどういう流れなんです」

「あまり言いたくないけど日本だと付喪神あるから異物愛全然ありな?」

「何で日本って……」

「ともあれ、二人が愛を育んだのは缶ではなく中身とラベルだということです」

「それだと、プラトニックに行けばストロングゼロとの婚姻は”有り”と違う? 貴様どう思う?」

「俺が今何思ってるかっていうと、バルディオス観ながらこんなん聞かされてるの世界で俺だけだろうなって」

「コレ、ホントにopがムード歌謡なんですよね……」

「音楽は羽田健太郎だから、劇伴がやたらドラマティックだし、台詞回しも見栄利いてて、両方が合致すると格好いいんだよなー……」

「じゃあバルディオスと婚姻出来るかどうかということで」

「いやバルディオスは出来るだろ」

「ええ? 全然解らないです」

「病院行ってX線撮影すると、そこにバルディオスのBDボックスが映っていればええんや」

「誰がいいって言いました」

「つーかどういうことよ一体」

「小規模な範囲の観測ですが、プラトニックは婚姻となり得ます。病院に運ばれるのは迷惑です」

「意外にスマートに結論出たな」

「ウワ──……、私これ今後この単語見たら絶対歪んだ発想する」
※余談

「見直してて思ったけど、超合金ロボへの言及忘れてたね」

「病院運ばれたら迷惑です。大丈夫だったら”有り”です」
そういうことらしいです。
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