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連載って、途中一箇所でもつっかかるとこあると、誰も読んでくれないのね。

それが今の読み手なんだ、失敗は絶対に許さない。厳しいね、思い知らされました。(完璧かor無視か)これじゃみんな、失敗を恐れて、ウケ狙いの無難でありふれたものしか書けないよね。(失敗しないから)
 実験できるから、自由の効く投稿サイトに来たつもりだったけど、これじゃ「落選OK」の投稿の方がよっぽど自由に書ける。プロじゃあるまいし、素人がそうそう完璧に書けるもんか。(今回は特に急いだので練り込みが出来なかった)近いうちに「魔法の国のシャーロック・ホームズ」も削除することになると思います。失敗作を晒しもんにしておくのも不憫なのでね。

6件のコメント

  •  もったいない。もったいないことです。
     結論から申し上げれば、削除すべきではありません。

     まず「落選OKの投稿の方が自由に書ける」とおっしゃっていましたが。
     「公募に落選」と「カクヨムで読まれない」は全く別の問題かと思われます。
     「読んだけどダメ」な落選に対し、カクヨム(などの投稿サイト)では「そもそも読まれていない」という問題の割合が多いのではないでしょうか。

     ご存知のとおり、こうした投稿サイトには膨大な数の作品が登録されています。それこそ砂漠の砂の数のように。
     そう考えれば、あなたや私の書いた一粒の作品が黄金の粒であれ、ただの砂つぶであれ。
     読者に砂漠の中から探せ、というのは酷なことでございます。

     読まれないことは作者の罪ではなく、読者の罪でもなく。ただ単に「我々は皆そういう砂漠にいる」というだけではないでしょうか。

     もちろんその砂漠でも人目を引いている粒というものはあるでしょう。そうしたものはあるいはたまたま人目につく、オアシスの横に落ちたのか。あるいは人目を引くほどいくつもいくつも粒をまき続けたのか。はたまた、我々の知らない宣伝方法があるのかもしれませんが。何それ超うらやましい。
     いずれにせよ、我々ができることは。そうした方々に対して「しばくぞテメェ」という気持ちを抑えつつ、自分の粒をまき続けることでしょう(宣伝の方法も学ぶべきなのでしょうが、個人的にはあまり楽しい勉強とも思われないので私はサボっております)。


     そして「プロじゃあるまいし、素人がそうそう完璧に書けるものか」ということですが。
     これは半分正しく、半分間違いではないかと思います。

     正しいのは「そうそう完璧に書けるものか」の部分。
     間違いは「プロじゃあるまいし」の部分です。

     そも、天地万物に完璧なものなど今まで在ったことはないし、これからも在ることはないでしょう――というと、話が大きくなり過ぎますが。
     そも、プロですら完璧なものを作る、作れるわけではないのでしょう。

     漫画家・島本和彦先生は『新 吼えろペン』(漫画家を主人公とした漫画)で主人公にこう言わせています。
    『おれなら少なくとも、3回に1回いいものができたら……天に感謝だ!!』
    『3回ともいいものを出そうなんて欲張りは――おれが許しても天が許さん!!』

     プロが、その世界でもまれ続けた現役のベテランが、あがきにあがいて3回に1回。

    『駄作か!? と思っても、出してみたらそうでないときもある! もちろん正真正銘の駄作のときもあるが――』
    『(駄作を出したら自分が一番苦しむことになるのでは?)当たり前だ!! だから次は外さんようにとあがく!!』

    『キミに足りないのは勇気だ! 駄作を作る勇気だ!!』

     この勇気。これこそが、プロとアマチュアを分かつものなのかもしれません。


     源さんにもぜひ、勇気を持って作品を残す選択をしていただきたいと思っています。
     さらに言えば、世の中には「生涯に作品が1枚しか売れなかったダメダメ絵師の絵に、死後100億の値がついた」という事例も存在します。私がゴッホなら「なんでその銭が生きとるうちにワシの懐に入らねぇんだよ えーコラっ!」と逆にキレるところでございます。

     作品そのものを残してさえいれば、それが黄金の一粒であると気づいた読者と出会うことができる、その可能性は残ります。
     「読まれていない」ということは「読まれたけどダメ」だったのとは違います。「今後読まれ、評価される可能性はある」のです。
     未来の読者のために、残しておくのがベターかと思います。

     ついでに「自堕落な兄の生活の面倒を見てくれる弟」と「自分の死後、熱心に作品を売り込んでくれる弟の嫁」もいたらベストですが、そんな奴いたらうちに下さい。


     また、そこまで極端な例ではありませんが、教科書に載っている『万葉集』にも「詠み人知らず」の作品は多く残っています。おそらく身分もなくどこの誰かも分からない人の作品が、千年を越えて読み継がれているのです。
     もしかしたら、電子の海の片隅に残しておいたあなたや私の作品が千年後、作者本名不詳の有名古典として残っている可能性も……全くのゼロではない。そう考えると小気味よいのではないでしょうか。生前に印税の話からしてもらえればもっと小気味よいのですが。


     長くなりましたが。一言で申し上げれば、削除までにせめて数日の猶予をいただきたいところでございます。
     削除なさろうとしている作品については、ちょうど先日、その前作を読んだところでしたので。

     この長文につきましては、あなたの作品に対する数日後のデートの申し込みと捉えていただきますれば、幸甚、幸甚。
  • えっ、何てことを仰るんですか源さん!
    待って下さい、私は仕事が徹夜続きで頭が休まらず読みに来られなかったんです!

    (図書館から借りて来た「シャーロック・ホームズ対ドラキュラ」という凄く楽しみにしていたはずのパスティーシュも二週間という借用期間中に三分の一しか読めず、泣く泣く返したくらいなのです)

    今さっき仕事を終えて近況ノートを書き、それからようやくまた二話拝読して、こちらに飛んだのですが(集中力がなくてすみません)ビックリしましたよ!
    せっかく書いてくださったのにまだ読み終えてなくてごめんなさい。どうか怒らないでください!

    源さんの小説は、小公女や若草物語、長靴下のピッピなどと同じような厚みがあるんです。描写も文章も。
    私はそういう小説が一番好きですが、今は「ライトノベル」と呼ばれる軽い作品が春を迎える時代ですから(スマホでの読書が一般的になっているからでもありますし、皆仕事や勉強とで疲れているからだと思います)ちょっと苦しいこともありますよね💦

    でも、消さないでください。私は読みます。ちゃんと読みますから待っていてください!!
  • 了解しました。多分そうじゃないかと思ってました。ただ、私が2023年の方向性を見出せず、すごく悩んでいたのです。木下望太郎さんにも、従姉妹のNにも止められたし、確かに短気でした。すいません。
    今、自分の文体を作るために昔の作家で気になってる人たちを片っ端から読み直してます。夏目漱石・夢野久作・海野十三が好き。私の好きな20世紀初頭〜世界恐慌の時代(アールデコ・エルテ・シャネル・フィッツジェラルド・ポアロとマザーグス)昔のことにはやたらに強いので、古さで勝負するなら、今の人たちとも戦いようがあると思ってます。
    長いのを書いてみて、もっとデティールを細かく書きたいという気持ちも湧いています。ただ、短編はあらすじの方が、読んでもらえて有利なんだということもわかってきました。掴みが大事なのも。やらなきゃならない事は多いようですね。
  • 甲斐性なしの読者ですみません💧
    最近は本当に時間がなく、集中力もなくて困っているんです。
    昔は「本を読めない時間こそ無駄」と考えていたのに……。最後まで読めずに本を返却するなんてことも初めてで、正直ショックです。

    でも、ちゃんと読みますからね。「魔法の国の…」は本当に雰囲気が良いです。掴みもOKだと思いますよ。必ず最後まで拝読しますので、待っていてください!

    カクヨムではライトノベルが人気ですが、ちゃんと源さんのお好きな古き良き時代の物語や文体を求めている方もいらっしゃると思います。ジャンルを住み分けるのは良いですね!
  • 喜んでくれてよかった。この作品は、正真正銘あなたのために書いたオーダーメイド作品なので、あなたが気に入ってくれればそれでOKなのです。最後まで読めたら、感想もらえれば嬉しいな。
  • この二日でやっと気持ちを整理できました。でも小説を書く価値って、どこにあるのでしょうね。だってAIの書いた小説が入選するし、条件を入力すれば、好みの小説を秒殺で書いてくれる。売れ線大量生産の時代に、人間完全に負けちゃってますよね。もはやAIに出来ないことは「失敗すること」くらいなものでしょう。これは人間の専売特許です。
    昔、写真が発明された時「そっくりに描く」絵は価値を失い、絵画は別な方向へと舵を切りました。今のお絵かきAIの時代「絵を描ける」ということに何の価値があるのでしょう? 絵描き大失業時代です。
     これから、エンタメ業界はどんどんAIに作品を作らせ、わがままな読み手は、美味しいとこだけつまみ食いの消費を楽しむことでしょう。
    では、書く側の価値は? 最後に残るのは「これを書きたい」の気持ちだと思います。それを受け取ってくれる人が、1人いればいいんです。
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