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「魔法の国のシャーロック・ホームズ」連載完了

パソコンがおかしくなり、iPadだけで作品を載せるという、はじめての作業に戸惑い、6・12の回がワードから消滅し、コピーを元に全文打ち直しました。ふう。
 2023年3月末で、私の中の2022年度は終了。最後の一作を「ミステリーズ!」に投稿して、目出たく目標クリア。スッパリ書くのはやめる予定だったのに、周りの勧めで続けることになってしまい「……」なのです。2023年の目標がない、どうしよう。
その混乱した頭が出した答えが「魔法の国のシャーロック・ホームズ」と短編「霧の中の誕生日」(未発表・シャーロックさんにだけ見せました)なようです。お陰で最後の一本「もし君がイエスと言ったら」は、〆切守れず、1年後に完成が伸びました。
2017〜2022年は、自己満足に書くことしか考えてなかった。それはもう十分満足したので、まだ書くとしたら、今度は読み手を意識せざるを得ない。「私の売り(勝負どころ)はなんだ?どんな特性がある」①短編ならなんでも書ける。早さもある。1日4,000字・1ヶ月100ページ(ただし直しあり)だから、短編連作で100,000字(250ページ)も可能。これは出来ると思う。②ホラーは私の本質。ただし、あまりにも救いのないものを書いてしまう。(現在昔のホラーは全て削除)これを読ませるためには、それを成立させ、捻じ伏せるくらいの文体が欲しい。
 私は昔から翻訳物が好きでその違いにこだわりがあった。ハインライン「夏への扉」の福島正美訳と、女性の訳した近訳を比べた時、主人公の恋人の女の子の表現のリアル&ナチュラルに驚嘆した。男と女の書くものはこれほどの違いが出るのか……
女としてどう書くか、真剣に考えている。
 最近読んだ「アホウドリの迷信」という本の中で「日本の短編小説は、ストレートに物語を語るところにエネルギーを注ぎ込むから、いいものはいいんだけど、いまひとつなものは、あらすじを読んでるような気になる。逆に英語圏、特にアメリカの小説は細部を丁寧に書くのを前提としていて、まずは書き込まなきゃいけない。それがうまくいけば、豊かなデティールになる」成る程。私の今まで書いていたものは「あらすじ」だったと納得。
「現代は、書き手が自分を100%シリアスに捉えることが禁じられている時代、『
なんちゃって』と言う自分ツッコミがないとダメみたいなところがある」にも納得。私は古い人間なので、そういうことをしないでよかった「真剣勝負が当然だろう」の世代なので書きにくい。みんなに読んでもらえるものが書けるのかな。
 ③自分が好きなキャラクターじゃないと書けない。かわいいところが無いと嫌だ。
そして、日本語の「可愛い」には「可哀想」が、ニュアンスとして含まれている「小さい、弱い」とも言える。そして、それを跳ね返す「覚悟」のあるキャラが好き。
 まだ考えがまとまらないです。何か思いついたらまた書きます。


 

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