「その日」兄が帰ってくるのはーー。
- ★★★ Excellent!!!
【※ネタバレしますのでご注意】
毎年、柘榴の実が熟す季節のその日になると、兄は帰ってくる。
その兄は、本来ならばもう二度と見ることも、声を聞くこともできない存在のはずだった。
でもあの事故の日になると、兄は亜希の前に現れるのだ。
この亜希の眼の前に現れる兄は、亜希に対する執着によって兄が霊となったものだろうか。
それとも、亜希の兄に対する罪の意識と愛情が見せる幻影だろうか。
読み手によって、いろんな見方ができるかもしれません。
割れた柘榴の持つ、美しさとグロテスクさが印象的な作品でした。
あなたはどう読みますか?
ぜひご一読ください。