リセットボタンを押さない勇気をくれる、あたたかな指針。

スクラップ・アンド・ビルドを繰り返す日本ですが、ここでは「家」を愛おしく語っておられます。
ハウスメーカーの数字ではなく、住む人の感覚を信じること。
雨漏りを直し、風を通すという、当たり前でいて忘れがちな手入れの尊さを教えてくれます。
敷居の傷ひとつにも物語がある。
そんな古い平屋の縁側で、穏やかな語りを聞いているような心地よい読後感でした。

家を建てようとしている人、実家をどうすべきか迷っている人、そして長くものを持とうとする全ての人に届いてほしい言葉が詰まっています。