歴史の亀裂に呑み込まれる二人の物語……?

時は大正時代。
ハイカラ文化が色めき立つそんな時代に、
ヒロインの琴枝は、帝国大学の地震学の研究室に就職する。
地震の統計を取ったり、助教授である立花が書く論文を手伝うのが仕事だが、
慣れないことの連続にもかかわらず、前向きに仕事に向き合っている。

密室ともいえる研究室に、年頃の娘と男性が二人きり。
恋に発展するのも時間の問題。

立花は、助教授という一種のステータスがある地位だが、
琴枝は由緒ある士族の令嬢。
一見、なんら問題もないように見える二人だが、
まだ『身分』という壁が存在する時代。

お互いに想いが通じ合うも、二人を呑み込む魔の手が――――。

日本の歴史に深く刻まれた激動の時代。
そんな時代に翻弄される主人公二人の行く末を最後まで見届けたいと思います。

芯のあるヒロインがお好きな人向け。
しっとりとした歴史ものがお好きな方にオススメです。