怪物と共生する魔道都市で、探偵が怪事件に立ち向かう

 霧と煤煙に包まれた魔導都市ヴァル・ロンドリア。この街では吸血鬼も人狼も悪魔さえも合法市民で、怪物には戸籍があり議会に議席があり、税も払って共生していました。

 ——だが、“法の下の平等”は、必ずしも“心の平等”ではなかった。

 ある夜、殺人事件が起きます。

 論理で怪異を解体する探偵と、感情を読み取る秘書。二人は、魔法でも怪物でもない“人間の歪み”を暴いていきます。

 ——怪物が罪を犯すのか……。
 それとも、人間が怪物を作るのか。

 丁寧に描かれた情景描写と心理描写。
 人間と怪物が共生する世界で起こる事件を、探偵が暴いていきます。

 どんな展開が待ち受けているのか、ゾクゾクが止まらない。本格派異世界ミステリーです。

(監視塔の赤い燈 
『寄生虫』事件終幕 拝読後のレビュー)

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