読み進めるほどに心が締め付けられ、同時にページをめくる手が止まらなくなる、そんな不思議な魅力のある作品です。
「死後の世界が科学的に証明されたら?」という大胆な設定にまず驚きました。
そこから描かれる主人公・弘人の不器用だけど真っ直ぐな人柄に、どんどん感情移入してしまいます。
一方、アサカの言動には「きっと何か大きなものを隠している…?」というミステリアスな気配が漂っていて、続きが気になって仕方ありません。
また、アサカから受け取った「力」に代償があるというのも秀逸。
現代人が抱える悲しさや生きづらさ、喪失感といったテーマも丁寧に織り込まれていて、
ファンタジーとして楽しめるだけでなく、読み終わった後にじんわりと考えさせられる作品です。
とてもおすすめです!