第5話 なぜ失敗?

 俺は斯詠かくよむ書浪かきろう。カクヨムで総合ランキングに乗ろうとして異世界ファンタジーを書き始めた。だが上手くいっていない。


 ★は300程度。

 一般的には、悪くない数字なのかもしれない。

 だけど俺には、この程度じゃ足りなかった。PVも最初こそ良かったが、今は300/日程度だ。


 『参勤人生』の番外編を何度も更新して宣伝したが、効果は薄かった。

 さすがにやりすぎたのか、読者から苦言も来た。


「番外編更新は嬉しいけど、ちょっと宣伝が多すぎるかもしれません」

「異世界ファンタジーは、この小説の読者層と合っていないのでは?」


 新作には、濃い作者ファン以外からのコメントがほとんど付かない。

 『参勤人生』でヒット作家になったつもりだった。だが、俺は所詮この程度だったのか。


「面白かったと思うんだけどな」


 恥を忍んで知り合いに『参勤人生』と新作を読み比べてもらった。

 文章は前より上手いし、ストーリーもいいと太鼓判をもらった。


「やっぱ、異世界ファンタジーの“需要の方向”を読み切れていないんだろうか」


 なぜ上手くいかなかったのか。俺には答えが分からなかった。


 ◇◇◇◇◇◇◇◇


 こんにちは、メモ帳パンダです。

 今回は要点なので、斯詠かくよむくんの物語は少なめにしました。


 > なぜ上手くいかなかったのか。俺には答えが分からなかった。


 さて、今回失敗した原因は簡単です。

 既存の読者層とは違う方向の小説を書いてしまったからです。


 前話で、ランクバトルとは『作者とファンが力を合わせて押し上げる行為』だと言いました。……言ってなかったかもしれません。

 一種の集団投票が必要です。

 少なくとも、一瞬でも上位に押し上げて起爆するときは。


 とにかく、ランクバトルでは作者のファンが重要です。

 新規作家にランクバトルの資格がない。つまり★1000の小説を書いたことがない人には、ランクバトルは厳しい。そう考える理由は、ここにあります。


 ランクバトルは一人では戦えません。

 組織票がなければ、上には行けない。

 ★1000。たったその程度の星すら集められない人間が、怪獣大合戦に紛れ込めるわけがない。

 地道に仲間を集めてから挑戦しましょう。


 > 「異世界ファンタジーは、この小説の読者層と合っていないのでは?」


 これは私の元に実際に来たコメントです。

 深く胸に突き刺さりました。


 先ほど、ランクバトルは『作者とファン』で戦うものだと言いました。

 ファンにそっぽを向かれる小説では、力が最大限に出せません。

 斯詠かくよむくんはそこで失敗したのです。


 作者フォロワーや、既存作品のフォロワーはただの数字ではありません。

 当然ですが、一人ひとりが好みを持った読者の集合体なのです。

 その集合体はある程度、好みが決まっています。


 それと合わない作品を出してもランクバトルでは伸びません。

 ランクバトルは、単独では成立しません。

 (たまに一人で戦う化け物がいます……。多分匿名のプロです)


 味方の士気が上がるような作品を書きましょう。


 では次は、斯詠かくよむくんの試行錯誤を一緒に眺めましょう。

 ――――――――――――――――


 せっかく書いたので、できればこの操作感もランキングも上げたいです。

 もし読んで面白かったら、星ください。

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