美しくて悲しくて崇高な愛のお伽話

タグに記されたBLとかオオサンショウウオとか両生類という言葉にもしも尻込みをされているとしたら、もったいない。どうかページを開いてください。お伽話のような風味を持ちながら、美しくも悲しい愛の物語が待っています。
自然に対する畏怖から生贄として人間を差し出すという因習から、少年の数奇な運命が始まります。でもその場所はおどろおどろしいものではなく、可愛らしさと優しさに満ちた世界で──
どんどん進んでいく展開にこちらまで主人公と同じく感情が乗せられてしまいます。そして脇役のお世話係たちがとにかく可愛らしくていじらしい。彼らにもぜひ注目してください。
怒涛のような後半と最後には目の裏が熱くなりました。
直向きな愛が崇高な、そして小さな生き物たちを見る目が変わる一作です。この世界をどうか味わってください。

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