あんたの音、超エロかったし——ギャルだけが地味ベースの価値を知っていた

テンポが良いです。メンバー四人が揃うまでの流れに無駄がなく、一気に読めました。

一番強いのは音楽室シーン。美咲が突き落とし、屋上の生音ベースで感情を吐き出し、如月さんの「超エロかったし」で拾い上げる。この落差が一話の中で綺麗に完結している。真空管が温まる微かなノイズだけが静寂の中に響く。の一文で湊の時間が止まった瞬間が伝わってきました。

キャラクターの配置が上手い。全部コメディとして機能しながら、同時にメンバー間の力学を作っている。コキアの流れは笑いました。
音楽描写にも手を抜いていない。湊がオタク早口で語るところ、知識が人物造形と一致していて浮いていない。

美咲が一話で退場したきり戻ってこないのが気になります。続きを楽しみにしております。

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