暖を取るために本を燃やす
- ★★★ Excellent!!!
自分の部屋で、安心できる安全な場所で読んでいると、息が詰まり、胸が傷むシーン。
でも、どうだろう?……私はサトシ、私はサトシ……主人公に没入して読んでみると、きっと自分も同じようにすると思う。
どれだけ知を集約し、編纂した本であっても、寒さと空腹には代えられない。
なんなら燃料提供で貰った小麦粉をどう調理しようか、地下の書架で料理の本を探して、独りで成果を貪るかもしれない。(なんて醜い独占!)
不言実行に崇高な行いをやり遂げたサトシには、知を司るに相応しい人間性も隠されていたように思う。
それはそうと……やっぱり図書館の本を断裁して燃料にするシーンは、本好きには途轍もなく辛いのであった……