勇者の剣より痛い。魔王城の『開かれすぎた』扉。

魔王と勇者の最終決戦。

伝説の幕切れを期待して扉を開けた読者が目にするのは……。

カオスな舞台設定は、もはや魔王城というよりは、戸締まりを忘れた実家のリビングのようです。

魔王側の「受けの美学」が最高です。どれほどの再会を突きつけられても、律儀に反応し、精神を削らても……。 シリアスな設定をこれでもかと「生活感」で上書きしていく志乃亜節の真骨頂。

一度読み始めれば、あなたもこの「決着のつかない戦い」の共犯者になること間違いなしです。第二回真白大賞おめでとうございます!

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